U.C.0120 機動戦士ガンダムF90
ジオンの残党の皆さん、宇宙世紀120年になっても、まだ頑張ります。しかも火星で。
ザクやドムを、外見だけ似せて最強のMSに仕立て上げるその根性には脱帽。最新鋭の連邦MSと互角に闘うザク・ドムを見たい人には凄くお勧めです。
そうそう、ガンダムでは珍しく、ノヴォトニーという黒人さんが艦隊の指揮を執っています。やけにジオンをバカにしていて、窮地に陥ると、最後は熱核攻撃で火星を破壊しようと考えた、とんでも無い艦長ですが(結局、発射直前にオリンボスキャノンで死亡)。
あと、お話の前半に、機動戦士ガンダムでホワイトベースの超脇役クルーとして登場したジョブ・ジョンがF90の視察にやってきています。彼も60歳ぐらいになり、すっかり頭も禿げています。60にしては老けすぎな感じもありますが。
それから、最後、デフのF90がボッシュのF90を倒すシーンは、かつてのガンダムがジオングを倒したシーンと同じ感じで再現されています。どうでもいい演出だと私は思うんですけどね。そして、このお話も、アニメにはなっていませんが、PS用ソフト・SDガンダムGジェネレーションFで見ることが出来ます。ま、コミック1巻だから、買っても悪くはないんじゃない? 絵はそこそこ上手だし。
●登場人物&声優 Characters
& voice actor |
デフ:関俊彦 /シド:井上和彦/ナヴィ:水谷優子/ボッシュ:中田穣治
機動戦士ガンダムF90
中原れい(著)
メディアワークス 価格:¥580 (税込)
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