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U.C.0123 機動戦士ガンダムF91
●見所 Highlight
宇宙世紀が舞台で、なおかつスタッフは初代ガンダムのメンツなのすが、初めてジオンと殆ど関係のない、ストーリーを一新した内容になりました。なんだか新しいガンダム時代の幕開けと言ったところで、非常に興奮します。そう言った意味で、この作品は非常に画期的だと思います。もちろん、ジオン軍マニアにはさんざんに叩かれましたが。
MSのデザインも好きです。連邦軍側は逆襲のシャアの時代から使われるジェガンをはじめとするジム系MSですが、クロスボーン・バンガード軍はバビロニアの名を冠したように、古代バビロン文明を模した不思議な形態のMSを使ってきます。特に、顔はそれまでのジオンタイプの一ツ目モノアイから一新。不思議な印象ですが、面白いです(写真はクロスボーン・バンガード軍のデナン・ゾン)。
また、この時代のMSは、運用コスト削減要請と、技術革新によって小型で高性能になっている、と言う設定になっています。しかし、MSの世代交代に遅れる連邦軍はボコボコにやられました。
それからビームシールドというのも、素敵な発想の防具です。
また、市街戦がよく描かれているのも好印象です。宇宙空間でボコボコ戦うだけでなく、一般の市街地で行われる戦闘シーンは、恐ろしさも感じるほど非常に上手く描写。特に、巨大なMSが実弾を使えばどうなるか。空の弾薬が放出されますが、これに当たって死ぬ人もいました。
ただ残念ながら、2時間物の映画のため、ストーリーが急展開しすぎる感が否めません。また本来、これはTVシリーズにつなげるための作品だったのですが、諸事情により中止になったので(初代ガンダムマニアからの反発喰らったからかしら?)、色々な謎を残したまま終わってしまいます。
ただし、その後ようやく機動戦士クロスボーンガンダムと言う作品が富野監督自身の原作でコミックとして発売。取り敢えず、「その後」はやっと解りました。ともあれ、迫力の戦闘シーンをはじめ、大量破壊兵器バグ、鉄仮面など、非常に印象に残る兵器&登場人物がたくさん。お勧めです。
●登場人物&声優 Characters & voice actor
シーブック:辻谷耕史/セシリー(ベラ・ロナ):冬馬由美/リィズ:池元小百合/レズリー:寺島幹夫/モニカ:荘司美代子/マイッツアー:高杉哲平/カロッゾ(鉄仮面):前田昌明/ナデイア:坪井章子/ドレル:草尾毅/シオ:大木民夫/ジレ:小林清志/ザビーネ:梁田清之/コズモ:渡部猛 ほか
●関連書籍・DVD(アマゾン書店より購入可)
機動戦士ガンダムF91
監督: 富野由悠季
価格: ¥6,300 (税込)
機動戦士ガンダムF91
劇場用アニメ映画フィルムコミック
サンライズ(編) 旭屋出版コミックス
価格: ¥1,680 (税込)
*映画をそのままコミックに編集したもの。
機動戦士ガンダムF91
クロスボーン・バンガード〈上〉
富野由悠季(著) 角川スニーカー文庫
価格: ¥580 (税込)
機動戦士ガンダムF91
クロスボーン・バンガード〈下〉
富野由悠季(著) 角川スニーカー文庫
価格: ¥700 (税込)
交響詩 ガンダムF91
門脇聡(作曲・編曲)
価格: ¥1,937 (税込)
機動戦士ガンダムF91主題歌
エターナル・ウィンド [SINGLE]
森口博子(歌)
価格: ¥918 (税込)
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