U.C.0203 ガイア・ギア
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作品データ DATA |
小説連載 月刊ニュータイプ １９８６年１０月号〜９１年１２月号
ラジオドラマ １９９２年４月〜１０月 （ドラマＣＤ全５巻 ただし絶版）
著：富野由悠季
ラジオドラマ脚本・シリーズ構成 遠藤明範
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この作品は、まだ逆襲のシャアも放映されていない時に始まった作品ですが、なんとＶガンダムの５０年後を舞台にしています。なぜかガンダム正史として認められず、著者の富野監督自身が作品に興味ないらしく、小説もラジオドラマ版ＣＤも絶版。よって私も見ていないわけですが、私が知っている範囲と、さらに伝言板の方でゾーリンソールさんという方にストーリーをまとめてもらったものを載せますと、このような作品になります。
相変わらず腐敗を続け地球を汚染する連邦政府に対し、宇宙世紀１５５年。反地球連邦組織「メタトロン」が結成。かつてのエゥーゴのように、連邦軍人も加入し、組織は成長を遂げていく。一方連邦側では、かつてのティターンズのような組織として秘密警察マハ(ＭＨＡ＝マン・ハンティング部局)が、強力な指導者ビジャン・ダーゴル大佐の下、ある種の選民思想に基づく私兵集団として台頭してきた。
両者は、連邦政府がマハの組織と権限の拡大を承認した宇宙世紀１９７年にいよいよ抗争を開始。
そして、宇宙世紀２０３年。マハはメタトロンの大弾圧を開始した。マハはメタトロンの本拠地「サイド２」のスペースコロニー「ヘラス」に、ＭＳの発展形マンマシーン人型機動兵器を使い、奇襲攻撃を掛けた。メタトロンは大打撃を喰らうが、メンバーの多くはヘラスから脱出することに成功した。
メタトロンは、宇宙世紀１５２年より進めていた、保存していたシャアの記憶をセルチップ化し、それをシャアの血を引く赤子の脳に移植し、シャアの記憶を持つ人間“メモリークローン”を生み出す計画を最終段階に移す（シャア存続計画）。こうして生まれた、アフラシン・シャアという人物を迎え入れ、彼が乗るマンマシーン「ガイア・ギア」と共に、戦いは新たなる局面を迎える・・・。
太平洋の島にいる青年、アフランシ・シャアは婚約者のエヴァと平穏な生活を送っていた。
だが、義父であるガバ・スーが死を迎え、その遺言でエヴァと別離し自分探しの旅に出ることを決意した。
そして紆余曲折の末、香港でネオ・ジオンの残党の者からマンマシーンを譲り受けシャトルを奪取し宇宙へ。
ズィー・オーガニゼーションの手引きでコロニーの社会を実体験するためヘラスへ向かうことになるのだが、しかしすぐに身元が露見マハによって仲間の少女クリシュナが捕らえられてしまう。そして、仲間のマンマシーン「ガイア・ギア」の空襲で敵のマンマシーンを奪取。ズィー・オーガーニゼーションの拠点の戦艦「31の2乗」に帰投する。
そこでアフランシは提督と呼ばれる男に総帥になるように言われるが拒否する。が、実際はこの組織で指導者的な立場になってしまった。さらにズィー・オーガーニゼーションの機関名をメタトロン機関に改名し、アフランシは、クリシュナ一人を助けるためにヘラスに侵攻する。これ以後彼は、ガイア・ギアに搭乗することになる。
そしてアフラシンは汚染された地球へ選民の帰還をもくろむマハの船を追ってその実態を調査のために地球降下。ヌーボパリを衛星軌道上からのミサイルと地上のマンマシーン部隊で攻撃する。さらに、バイエルンに理想郷を作ろうとするマハをたたく作戦に出る。
だが、ノイシュバンシュタイン城周辺での最終決戦直前。
メタトロン機関の上層部と地球連邦が和解した。
アフランシはスケープゴートに前門の虎後門の狼、すなわちマハとメタトロン機関の上層部の密命を帯びた味方に挟まれながら戦うことになってしまう。
さらに、アフランシを探して放浪していたエヴァはマハに捕らわれたが、ノイシュバンシュタイン城にて敵に捕らわれていたエヴァを救出。そのままガイア・ギアにて二人でバイエルンを脱出。
アフラシンは、大西洋で釣りなどをしながら生計を立て妊娠6ヶ月のエヴァと平穏に暮らすのだった。
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