「あれ?ウイングゼロのパチモノ?」と思ったアナタ、半分正解。ちょっと詳しい話をすると…
・TV版のガンダムWでヒイロの搭乗した機体はウイングガンダムとウイングガンダムゼロでした(デザインは大河原邦男氏)
・その後のOVA「Endless Waltz」では、カトキハジメ氏によってリデザインしたウイングゼロが登場しました
・Endless Waltzも前提にあるのはTVと同じ話なので、リデザインされても2機のゼロは基本的に「同一機」です
・じゃあ、当然「リデザインされたウイングガンダムがいてもおかしくない」ってことになりますよね?
…ということで、劇場版のパンフレットに掲載されたのが
「OVAの時系列でのオペレーション・メテオに参加したガンダム5機」
だったのです。早い話がカトキデザインの初期ガンダム。
出展が映画パンフレットの挿絵なのでその存在自体知っている人も少ないニッチな存在だったのですが、カトキ氏監修のフィギュアシリーズ「GUNDAM
FIX FIGURATION」において本機が立体化されたのを機に、少しずつ知名度を上げていきました。そしてプラモデル化によって一気にメジャーになり、ついには他の4機までもキット化されるに至ったのです。
なお、2010年より雑誌「ガンダムエース」で連載中のガンダムW漫画版「 新機動戦記ガンダムW
Endless Waltz 敗者たちの栄光」(シナリオ:隅沢克之、漫画:小笠原智史)では、ガンダムWを含めてカトキ版の設定で描かれています。
…その一方でTV版の機体はウイング以外キット化「されず」。何この待遇の差…。
(解説&所蔵:八十八舞太郎)
登場作品:新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別篇(設定のみ)
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光」
さて、こちらはROBOT魂で発売された完成品フィギュアですが、本来は通販限定品であり受注の受付も既に終了しているというちょっとしたレア品です。にも関わらず何故か地元のリサイクルショップで普通にポンと置いてあったので購入。値段は送料込みの通販時とほとんど変わらず。田舎って凄いね…。