ガンプラをテーマにしたアニメ「ガンダムビルドファイターズ」に登場するガンプラで、「新機動戦記ガンダムW」の主役機「ウイングガンダム」をベースにしたもの。
ビルダー&ファイターはリカルド・フェリーニで、故郷イタリアの国旗色(緑、白、赤)を模したカラーリングと、オッドアイの頭部や左側に偏った羽といった左右非対称のデザインが特徴。このアンバランスさは長年に渡って修復を繰り返しながら使ってきたことによるもので、名前の「フェニーチェ」もそれに引っ掛けたものだったり(伊fenice=英phoenix、不死鳥の意味)。その不安定さを逆手に取った、変則的な機動を活かしたトリッキーな戦法を得意とする。
特に作中15話での活躍は多くの視聴者の感動と涙を呼び、放送終了後に模型店に走らせたことで有名。
全国の店から一斉に本キットがなくなるという、ウソのような本当の話がある。
(解説&所蔵:八十八舞太郎)
ガンダムビルドファイターズ
元となったウイングガンダムを崩したスタイル。胸や腕、脚そのものは原型機そのまんまです。
大きく目立つ変化は肩アーマーの形状と片側に寄せられたウイングでしょうか。
細かい点を挙げると、目の形やアゴや足首より下の形状も若干違っています。原型機より鋭角的ですね。