Hi-νガンダム
     RX-93-ν2
●この機体について
 今でこそ知名度の上がってきている「Hi-νガンダム」ですが、元々の出展は小説の挿絵、という結構目立たないものでした。その後も「小説版のνガンダム」なのか「νガンダムをキッチリ完成させた姿なのか」という点や、細部のデザインなどが定まっておらず今に至っています。
 で、今回の「ROBOT魂 Hi-νガンダム」はどうなっているかと言いますと…。
(解説&所蔵:八十八舞太郎)

●主な登場作品
 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン(小説)、CCA-MSV

●八十八所員より
 あふん、発光強すぎて白が飛んだ…ということで恒例の全身像(上写真)。
 今回のデザインは、体型は小説寄贈稿に準じた太めのスタイル。特に胸の厚みと脚の太さが際立っています。個人的にはまさに理想のHi-ν体型、という感じ。この辺りは好みでしょうけどね。顔も結構特徴的で、頬当ての部分が長くマスクもやや出っ張っていて前後に長い印象。
 ただそのデザインのために若干頭が動かしにくく、中でもアゴを引いたようなポーズはやや苦手です。

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背面
 背面はやはり羽のように懸架されたフィン・ファンネルと巨大なプロペラントタンクが目立ちます。そのため、とにかく重心が上に偏っているので自立は実質不可能。プロペラントをつっかえ棒にする必要があります。
 なお珍しくこの商品で「ハズレ」を引いてしまっていて、脚に塗装の一部や接着剤が若干はみ出して付着していました。なのでヤスリで処理を施していますが、購入時は注意しておくといいかもしれません。


武装
 武装はオーソドックスにライフルとバズーカ、サーベル。ここは無印のνと変わらないですね。
 あと無印にはない武装として右手内蔵の小型マシンガンと、小説内で使われたメガバズーカランチャーがあります(後者は割愛)。で、このライフルが困ったことにまっすぐ持つと腕と干渉してしまうので、持たせるのにちょっと工夫が要るのが残念なところ。
 持ち手は左右の穴なし、ライフル用、バズーカ用、サーベル用、平手用とわりと充実。


バズーカ
 ライフルと違ってバズーカは干渉することなく持たせられますので一安心。グリップがスイングするので扱いやすいです。左腕のシールドは、基部がボールジョイントなのでクルクル動かせますけど位置はあの位置で固定。


サーベル
 サーベルラックは設定通りファンネルポッドに。ハッチ展開や内蔵も可能です。サーベル刃は水色で、柄尻から出る短いビーム刃も入っています。股間部には汎用の3mmジョイントが差し込める穴が開いているので色々なスタンドを扱うことができますが、それなりに重量があるのである程度丈夫なものが望ましいでしょう。


フィン・ファンネル
 6基のフィン・ファンネルは全て着脱、変形が可能で、バックパックに取り付けるアームを利用してディスプレイができます。ただし、アームに取り付けられるのは4つまでで、ファンネル内のエネルギーエフェクトパーツも4枚しかありません。ただ展開状態で飾っておくのも…という人も多いでしょうし、そこは割りきって正解なのかもしれませんが。
 ポッド部は二つの軸でグリグリ動く他、ファンネル取り付け基部も左右に動かすことができます。

オマケ
 今回オマケのパーツとして、背中スタビライザーが2種類付属しています。一つがMG稿になったシンプルな形のもの、そしてもう一つがこの写真の小説画稿版のものです。どちらを取り付けても可動域に全く影響はでないですが、せっかくならこちらをつけるかな…。