ドム/リックドム(ジオン公国軍量産型MS)
     MS-09/MS-09(R)
●機体について
 MS−09ドムは、ジオン軍が一年戦争時、陸戦用に開発した量産型MS(担当はツィマッド社)。脚部に熱核ジェットエンジンを搭載し、陸上でのホバー走行を実現。高速で移動しながら、強力なジャイアント・バズで攻撃する一撃必殺的な戦法を可能にした。なお、ガイア、マッシュ、オルテガら黒い三連星によるジェット・ストリームアタックによるガンダムへの攻撃は特に有名。
 一方、MS−09(R)リック・ドムはドムを宇宙用に改良したMS。熱核ジェットエンジンを熱核ロケットブースターに換装するなど、宇宙戦に適応させている。ゲルググ登場が戦争末期になったこともあり、一年戦争後期の宇宙用の新型MSとして重宝された。
 今回紹介するのは、HGUCの144分の1 ドム&リックドム。
 (解説&撮影:八十八舞太郎)

●主な登場作品

 機動戦士ガンダム

●八十八所員より

 後に様々なバリエーション機を生み出した、ジオン公国の傑作機の一つドム。繋がりはありませんが、近年の「SEED Destiny」でもデザインを流用し、「ドム・トルーパー」として登場していました。こちら、現代版らしくスタイリッシュになっていましたが、やはり本家本元のドムはゴッツムッチョでないと! 因みに宇宙戦用の「MS-09(R)リック・ドム」とコンパチ仕様です。

▼ギャラリー
REAR (DOM)
 珍しく後姿から撮っていますが、これは次のリック・ドムとの比較用。こちらが陸戦用の通常版ドムです。
REAR (RICK DOM)
 そしてこちらが宇宙戦用のリック・ドム。スカートの長さとバックパックの形状が違います。男は背中で語るもんだ(笑)。
 因みに本当は足裏も双方で仕様が違うのですが、面倒なので省略。
ジャイアント・バズ発射!
 武装は定番のジャイアント・バズと・・・(→)
ヒート・サーベル構え
 接近戦用のヒート・サーベル。なお、モノアイは可動式です。
 あと胸に拡散ビーム砲があるんですが、出力が低いので牽制程度にしかならなかったとか。しかしそれを目くらましに有効活用していたのが、かの有名な「黒い三連星」の皆さん。
 手に関しては定番の左右ゲンコツに、射撃武装保持用(右手のみ)と平手(左手のみ)が付属。格好良く見せる場合は、平手の使い方がキモ…かも。
ビーム・バズーカ
 で、このキットには「取り回しが悪すぎて幻となった」リック・ドム用ビーム・バズーカが付属しています。これがまた大きくて大物好きには垂涎モノ。
 因みにこちらもザクTと同様に、汎用台座を用いてディスプレイすることが可能です。宇宙仕様のリック・ドム辺りは、宇宙戦をイメージして飾るのも一興。
ザクTと並んで・・・
 ザク&ドム。ジオンを支えた名機が揃い踏み。
ザクTと並んで・・・(2)
 互いに背中を預けて戦うことが出来る仲…なワケないか。
これがドムなんです!!!
 だからドムはゴッツムッチョでないと断じて認めないと、何回言わせるんだこのダラズが!!!!