MSであるガンダム試作３号機（ＧＰ０３）｢ステイメン｣に武装コンテナとスラスターの塊…アームドベース｢オーキス｣をドッキングさせた形態。それがガンダム試作３号機の真の姿である｢デンドロビウム｣。このコードネームは花の名前から採用されており、花言葉は｢我儘な美女｣。
単に｢試作３号機｣だけで呼んだ場合、それはこちらの｢デンドロビウム｣のことを現しますので要注意。
よく言うZZ→フルアーマーZZのような｢強化プラン｣、あるいは多く比較される｢ガンダムSEED｣登場の｢ミーティア・ユニット｣と違い、本機は｢初めからこの形で運用する｣ことを前提にした機体。武装コンテナと大型スラスターで構成された巨大なベースユニット(オーキス部)を、MS(ステイメン部)をコントロールユニットにして制御する、というとんでもないコンセプトの元設計された機体で、MSの汎用性とMAの火力を併せ持った本機は、砲身を含めた全長が140mに達するというまさに｢化物｣と呼んでも良い存在。
今回紹介するのは、ＨＧＵＣのデンドロビウム。
（解説＆撮影：八十八舞太郎）
機動戦士ガンダム００８３スターダストメモリー
HGUCサイズ(1/144)でもその存在感は群を抜いている。パーフェクトグレード(1/60)の比じゃないくらいに。
ちょっと玩具屋に寄ってパッケージを見てみてください。たぶん腰が抜けます。そして購買欲が沸いてきたら…迷わず買ってしまってください(笑)。BGMは｢GUNDAM
EVOLVE(のデモ映像)｣でも使われていた、同作品より｢ASSAULT WAVES｣をお勧めします。
ＲＥＡＲ
あまりにも大きすぎるので、机の上のものを取っ払って撮影。少しプライベートがバレますがまぁそう気にならないので無視。
スラスターの直径はおよそ６ｍ、ヘタなMSの胴体ほどの大きさ。そこらのヘタな建築物よりも大きいサイズです。
設定ではこれ一基が推力377.5ｔ。同記してあったステイメンのスラスター総推力が188ｔなので、一基でステイメン２機分の推進力を持っていることになる…しかもそれが６基。
その為この巨体からは想像もできないほどの恐るべきトップスピード。ならばフルスロットルでの速度はどれほど出るんでしょうか、ちょっと気になるところです。
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メガ・ビーム砲
当時の戦艦の主砲を超える破壊力を誇るメガ・ビーム砲の基部。全長は90ｍ程と、機体の半分以上を占めていたりする。トリガー部は展開状態を差し替えなしで再現、写真のポジションにもっていけます。
逆側のＩフィールド・ジェネレーターは、光学兵器を無効化するバリアのようなシステム。キットでは収納・展開状態のパーツを表裏一体に張り合わせ、これを差し替えることでアイドリング及び稼動中状態を再現。
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充実の武装類
機体上部のウェポンコンテナは、各々が規格化されており自由に換装が可能(キットでは半分しか展開しませんが)。
展開する８個の内の４個は、ステイメン用の武装を収納するスペースに。ガンダムMk-U用のバズーカが付いてます。EVOLVEで見せたバズーカ２本撃ちとかしたかったんですが、先述の用に肩担ぎができないので断念。
残り４つのコンテナは、対多数用のマイクロミサイルが２個、対艦用集束ミサイル２個。…アレ、爆導索は？
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突撃〜！
機体下部のクローアームは、単にクローとして用いるだけでなく大型サーベルのホールド＆コントロールにも使用。ビーム刃部分は標準的なMSの倍程もある長さで、MSは勿論戦艦ですら容易にぶった斬るほどの凄まじいリーチを誇る。
規格的にPGキットの物を入れてるんだろうけど、原作ではもうちょっと長かったような気が。なお、クローアーム自体も、｢GUNDAM
EVOLVE｣で見せたようにMSを容易く｢握り潰す｣ほどの力を持っています。こんな化物が先述のように常軌を逸した速度で眼前にすっ飛んでくる…対峙したデ○ーズ・フリ○トの一般兵の心境はいかがなものか。
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充実の武装類、大きさ比べ
各パーツの大きさ比べ。同スケールのザクと一緒に。
ビーム砲は基部とバレル部で容易に分割ができるので、実は意外とコンパクトに収められる。というより、キット自体大きく見えるが、コンテナとＩフィールド、砲身、二つのハサミ(笑)と細かく分けられるので、思いの外保管は楽。
大きさ比べ？最早語るまい(by大塚明夫声で)。
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マイクロミサイル・コンテナ
MSの全高ほどもあるコンテナにはミサイルがぎっしり。
１面36発、計108発のミサイルを積んで発射し、敵陣ど真ん中で炸裂、一気に殲滅するというなかなかえげつない武装。
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対艦用の大型集束ミサイル
こちらは対戦艦、及び大型MA用といった仕様か。
コンテナ部のブースター、更にミサイル本体の推進力を使い、敵まで早い時間で届くのが特徴。見ての通りミサイル本体部自体が並のMSに匹敵する長さを持つので、直撃したときの威力も抜群。
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さあ、今すぐ御購入を。
見上げる形で撮影(写真９)。｢美女｣が最も映えるアングルはこの位置かと思います。
価格(割引無しで約３万円)とかスペースとかの問題はあるが、ファンなら是非手元に置いて欲しい逸品。
この圧倒的な存在感は本キットでしか味わえません。
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