一年戦争末期にジオン公国軍が開発した量産型MS。汎用性に優れ、量産型としては初めてビームライフルを装備するなど、当時のMSとしては屈指の性能を誇ったが、投入されたのが終戦間際であったため満足な数が揃えられず、ジオンの苦境を救うことは出来なかった。
それでもバリエーションはいくつか存在し、狙撃能力を強化したゲルググJ、海兵隊用に航続距離などを強化したゲルググM、そしって今回併せて紹介する、砲撃戦用のゲルググキャノンなどがある。
(解説・撮影:八十八舞太郎)
機動戦士ガンダム、機動戦士Zガンダムなど
「ゲルググの鼻の穴がもう5センチ大きかったら、一年戦争の歴史は大きく変わっていたであろう」
…そんな格言があるかどうかは別として、とりあえず戦局は変わっていたかもしれない(らしい)量産型MSゲルググ。HGUCのプラモデルは、MSVの「ゲルググキャノン」とのコンパーチブル仕様。非常にガッチリとした全身像が再現でき、足裏の接地面積が広いので簡単に立ってくれます。
特に色に関して手を加えたところはありません。せいぜいライフルのセンサーをピンクで塗ったくらい。
シールド装着位置
シールドは腕以外に背中に装備することも出来ます。上半身は結構大きく捻ったりできる構造。
下半身は脚の付け根がロールするのと、腰アーマーが別に動くのとでかなり大きく可動します。
|
ビーム・ナギナタ
近接専用のビーム・ナギナタ。平手は左手のみ付属。やっぱり細いのかなかなかしっかり持てません。
アッシマーなどに付属しているスタンドを流用できるようになってますが…あのスタンド別売してくれませんか? 因みに頭部はヘルメットを交換することで、角のついた指揮官用にすることができます。
|
ナギナタなら何でもOK?
ナギナタの刃の部分は規格が合えば流用できるので、他のイエロータイプのサーベルを使えます。具体的には「マラサイ」や「ガブスレイ」、「パラス・アテネ」といった辺りでしょうか。
|
リア
ここから背中、腰のパーツと両腕のジョイント、頭部を差し替えて「ゲルググキャノン」になります
|
組み替え開始
交換パーツ。真ん中の小さいパーツは、腰にナギナタを装備するためのジョイント。頭部に関しては丸々取り替えるようになっています。
|
ゲルググキャノン
交換パーツを装備して「ゲルググキャノン」の完成(写真7)。背中のキャノン砲が特徴。設定では「ビーム・ライフルの開発が遅れていた為に、先行して装備された「キャノンパック」なんだそうです。
|
砲撃用意
背中キャノンはよく動いてくれます。他の武装はナギナタに加え右腕の3連ランチャー。左腕は小型シールド。こちらも頭のヘルメットを差し替えて指揮官用にすることが可能。ピンを心持ち短くしておくと差し替えやすいです。
|
指揮官用ゲルググ
ジオンの量産機揃え。最新鋭のゲルググはちゃっかり指揮官仕様に。あ…「ドム」並べるんだった…まぁいいや。
|
用意はいいか、野郎ども!
我らジオン独立愚連隊、いざ出陣!!
|
|