第6回 やや実用的なクサい台詞

○この言葉に即した行動を取れ!
 今回は、やや実用的なセリフについて考えてみましょう。
 皆さん、レディファーストを、心掛けた行動をとっていますか?まぁ、日本では元来こんな風習はありません し、欧米でも現在ではあまり重要視されてはいないようです。それでも、私は何かと気にしてしまうのですね。しょせん、単なる自己満足でしかありませんし、キモチワルイらしく最近の若い女性には不評ですが…(相手が俺だからか?)。

 話は変わって、夕暮れ時のスーパーは結構混みます。当然レジも混雑するわけで…。
 「お待ちのお客様、こちらへどうぞ」
 と店員に言われてそちらに移動すると、タイミング良く初老の御婦人と対峙。私は
 「あ、お先にどうぞ」
 と促すわけですが、向こうも
 「いえ、そちらこそ」
 と譲り合う状況に…。

 このようなやり取りを数回繰り返した後、
 「よろしいんですか?」
 と、向こうが折れそうになったので、すかさず
 「ええ、レディファーストですから
 と…。御婦人もお喜びの様子でした。


 ただし、この場合、向こうもこちらの意図を理解していただける方だったから良かったものの、話の分からない方に対してこのようなセリフを吐いた場合、単なるアホです。従って、もし似たような事をする機会があれば、その見極めが重要です。ただ、どのような場合でも、年配の方などに順番を譲るくらいのことはすべきだと思いますがね。



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