第13回 校長(教師)として使いたい言葉

●校長は壇上でこう言いたい

 今日も皆さんが元気に勉強している姿が見れて嬉しく思います。しかし、皆さんがしている勉強は、実は勉強のための勉強です。人間が本当に勉強するのは、社会に出てからなのです。社会に出てから勉強するために、一生懸命準備体操をしましょう。テストの点が悪かった、みんなより速く走れなかった、そんなものは差でもなんでもありません。皆さんはまだ、スタートラインにも立っていないのですから。 だから今日も頑張って、「勉強のための勉強」をしましょう

○卒業生に贈る言葉

 大きなランドセルを背負って肛門をくぐったあの日が、
 ・・・失礼。
 大きなランドセルを背負って校門をくぐったあの日が、まるで昨日のように懐かしく思います。
 そして今、成長した皆さんの姿が、涙で曇って、はっきり見えないのが残念でなりません
 
 皆さん卒業おめでとう。
 この学校で学んだことを忘れず、新たな世界に羽ばたいて行ってください。

○そこで氷川はもの申す!

 ていうか卒業式。
 「うららかな春の候云々」
のくだりはやめよう、本当に。

 そして15分以上も直立不動でつまらん話を聞かせ、
「甚だ簡単ではございますが云々」
 絶対止めよう。「甚だ簡単」というのは、せいぜい上記のようなものを言うんだ!

 あと懐から、原稿出すのもやめよう。あんなのを許すから、話が無駄に長くなるんだ。
 祝う気持ちがあるんなら、ストレートに言葉にせんかい!!
 ついでに校長、「校長先生のお話マニュアル」に頼るのもやめよう。俺は知っていたぞ、小学校のころからその存在を。なぜなら、前の校長とほぼ完全に話がかぶっていたことがあったから。

 そして児童!(というかさせる教師!)
 掛け合いを止めろ!
児童T「たのしかった運動会」
児童U「先輩達に支えられて」
(中略)
卒業生T「一生厳命頑張った運動会」
卒業生U「学年を越えて1つになって」

やかましーい!!
 小学生だった頃の、自分でもいやだった。そのせいで3週間も前から毎日練習練習。舞台演劇やるんじゃねぇんだぞ、ボケ!
 そしてまた、起立、礼、着席を繰り返し練習。そんくらいかってにやらせろや、何が哀しくて、ものすごいスピードで起立せにゃならんねん。しかも2月の寒い時期に、寒い体育館で半ズボン。

 ジャージ着させろや〜!!
 以上。


棒