高度成長を支えた新型直流機関車「EF60形」〜終わりに〜
1985-03.15 EF60-115 米/東海道本線米原駅(CANON A-T)
当時としては25年程度で廃車されることは標準的な車両のサイクルでしたから、ダイヤの減量改正とは別の視点から廃車にされたのかも知れません。地味ながら幹線の貨物輸送に活躍したEF60は、僚機のEF61が完全保存されることなく解体されたことに比べ、静態保存機も多く、さらに19号機の様に動態保存車も現存し、EF67に改造された3両もあり、スポットライトを浴びることも多くなっています。
しかし、本当に大切なのは普段着の姿を残すことです。高額であったフィルム代や現像・プリント代の制約があったとは云え、悔しい思いがします。今の時点でも、出来るだけ丁寧に記録を残していきたいものです。