○1981年8月10日〜20日 信州学生村への行き帰り
実質8日間の合宿は実りあるものでした。さて、帰路なんですが、あとの2名は「あさま」で長野へ出て、「しなの」で名古屋、新幹線で姫路へと辿ったと記憶しています。私は折角なんで小海線を乗り潰し、甲府まで足を伸ばしてから帰ることとしました。有名切符であった「乙女行き」の切符♪出発前日に駅前で土産を買ったついでに購入
小淵沢から甲府へは急行「アルプス」に乗ったんでしたかな
甲府駅に着くとEF15牽引の貨物が出発準備を整えていました
1981.08.19 EF15-118 甲 列番不明/中央本線甲府駅
甲府駅に来たのはひょっとしたら旧型国電に出会えるかもという期待からでした。
でも、旧型国電は富士〜西富士宮間の区間列車に限定されてたんですね。
甲府口はワインレッドに白帯の115系2600番台車で置換済でした。
1981.08.19 クモハ115-2008 静ヌマ 632M/身延線甲府駅
時間の都合上、直ぐの折り返し。乗車する列車の最後尾はトップナンバー
1981.08.19 クモニ83800 所属不明 431M/中央本線甲府駅
列車に乗り込んで暫くすると上り貨物列車が到着
1981.08.19 EF64-77 甲 列番不明/中央本線甲府駅(車内から)
駅の西側の機関区では多くの機関車が待機中
1981.08.19 EF15-117 甲/甲府機関区(車内から)
途中に入れ違った臨時急行列車。I2系と14系の混結が珍しかったので撮影
1981.08.19 スハフ12等 所属不明 8404レ アルプス54号/中央本線韮崎駅(車内から)
何処かの信号所での一コマ。当時、夏場は貫通扉を開放している場面が見られたものです
ある意味、だらけた国鉄の象徴的なシーンであるとの見方も出来るかも知れません
1981.08.19 EF64-25 所属等不明/中央本線内(車内から)
またまた、旧型国電を狙って辰野駅に来ました
飯田線の貨物列車が待機しています
1981.08.19 ED62-1 伊松 列番不明/飯田線辰野駅
ここだけとなった湘南電車80系全金属車
1981.08.19 クハ86308 所属不明 255M/飯田線辰野駅
さらに二種類のクハ68
1981.08.19 (上)クハ68405 (下)クハ68410 所属不明 1232M/飯田線辰野駅
本線を貨物列車が通過していきます
1981.08.19 EF64-19 所属等不明/中央本線辰野駅
次に目指したのは、大糸線の北松本支所。ついこの間まで旧型国電の宝庫として多くのファンが訪れていた線区です。僅かな期待を胸に北松本駅に降り立つと・・・。
いました!最後の2両が!クモハ60とクモハ43がパンタを降ろして佇んでいました
1981.08.19 クモハ60066 所属等不明/松本運転所北松本支所
既に廃車待ちの留置とは云え、会えたことは嬉しい気分でした
1981.08.19 クモハ43810 所属等不明/松本運転所北松本支所
篠ノ井線の線路を「しなの」が通過して行きます。奥に北松本支所の車両群も見えます
1981.08.19 クハ381-5 長ナノ 1016M しなの16号/松本運転所北松本支所
奥に僅かに顔を覗かせている機関車もターゲットでしたが、余りに離れ過ぎている(涙)
1981.08.19 (左)クハ115(右)ED60-2 所属不明/松本運転所北松本支所
甲府、辰野、北松本の各駅を巡った後、篠ノ井駅から夜行急行「ちくま4号」の12系ハザ指定席に乗車し、大阪駅から快速の始発電車で英賀保駅へと向かいました。
途中、鷹取工場では相変わらずDD51の12号機が放置されたままでした
1981.08.20 DD51-12 吹一/鷹取工場(車内から)
『涼風荘』での経験は後々の人生に大きな指針を示してくれたと思います。同じ時期に小平市から来られていた一橋大学法学部生の方とそのご友人の皆さんのお話や、ここのOBの皆さんの輝かしい経歴と、それに向けての努力、猛勉強のお話。でもその間に挟まっている数々の有意義な息抜きの内容や方法などなど。
ここで経験した一日12時間勉強するにはどうしたら良いのかというのが、その後のわたくしの人生の決定打となったと云っても過言ではありません。経営なさっておられた清水ご夫妻と同じ時間を共有させて頂いた皆さんには大変にお世話になりました。この場をお借りして改めて感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。