1983(昭和58)年秋〜1984(昭和59)年冬 ミニ・トリップ

【 (その2)樽見線と伊吹山 】

 さて年も改まった昭和59年正月2日、かねてから一度行ってみたかった伊吹山近辺での撮影を敢行することとし、ついでに樽見線と赤坂支線を乗り潰すことにしましたが、赤坂支線のダイヤが非協力的でしたね(笑)盲腸線はなかなか手強い相手でした。

 その前に、運用が激減し余剰車が沢山出た581・3系電車の侘びしい姿が見られた東灘信号場。その中にはサシ581のトップナンバー車がいました。


通学電車からの撮影です
1983.12.23 サシ581-1 大ムコ/東海道本線東灘信号所
 では、ミニトリップの第2弾。樽見線等々へ向かいましょうか。先ずは大垣駅でEF61牽引の荷物列車と遭遇しました。カマは特集へ譲るとして貨車の方を・・・。


パレット輸送対応と旧型車両淘汰のために新製されたものの短命に終わりました
1984.01.02 マニ44-2159 門モシ 荷38レ/東海道本線大垣駅

この車両も鉄道郵便輸送廃止で短命に終わりました
1984.01.02 スユ15-2007 門モシ 荷38レ/東海道本線大垣駅

これもパレット輸送対応の車両ですね
1984.01.02 スユ44-12 南トメ 荷38レ/東海道本線大垣駅

郵便車は早い時期から冷房装置を搭載してましたね
1984.01.02 オユ10-1004 門モシ 荷38レ/東海道本線大垣駅

50系荷物客車の活躍も短期間でした
1984.01.02マニ50-2066 南トメ 荷38レ/東海道本線大垣駅

晩年まで荷物電車が先頭を飾ったものです
1984.01.02 クモハ83023 名カキ 542M/東海道本線大垣駅

そうこうしていると急行「たかやま」がやって来ました
キハ28-3007 大ミハ 4711D たかやま/東海道本線大垣駅

優等列車ではキロ付が当たり前の時代でした
キロ28-2317 大ミハ 4711D たかやま/東海道本線大垣駅

列車は今の樽見鉄道ホームと同じホームから出発します
キハ26-199 名ミオ 931D/東海道本線大垣駅

季節及び場所柄、雪掻き車が待機していました
キ552 名(大垣駅常備)/東海道本線大垣駅



終着駅とは云え、中途半端な感じを受けました
その後、第三セクターになり中間駅化したのは周知のとおり
キハ26-199 名ミオ 930D/樽見線美濃神海駅


行き違い設備付の駅となる計画だったのが見て取れます
キハ48-1527 名ミオ 930D/樽見線美濃神海駅


長閑で小さな集落の中にある駅でした
キハ48-1527 名ミオ 930D/樽見線美濃神海駅


その後、地元の熱意で本来の終着駅まで延伸されました
キハ48-1527 名ミオ 930D/樽見線美濃神海駅


 樽見線完乗後、いよいよ伊吹山を絡ませながらの撮影となりましたが、もう少し雪深い光景を期待してた私としては、少々物足りない雪の量でした。





集落を西へ抜けた辺りだったでしょうか
クハ481-305(上)308(下) 金サワ 4M しらさぎ4号/東海道本線柏原−近江長岡間

パレットのみになった荷物列車
EF58-165 浜 荷2032レ/東海道本線柏原−近江長岡間

この日は素晴らしい天気でした
クハ111-78 大ホシ 754M/東海道本線柏原−近江長岡間

伊吹山も御機嫌麗しくその姿を見せてくれていました
クハ489-301 金サワ 7M しらさぎ7号/東海道本線柏原−近江長岡間

名門急行列車が伊吹山の麓を走るのもあと僅か・・・
クハ165-169 名カキ 402M 比叡/東海道本線柏原−近江長岡間

またまた、わたくしを車内から狙うヤツが(謎笑)
クハ165-171 名カキ 402M 比叡/東海道本線柏原−近江長岡間


電柱陰がスパッと入ってますが御容赦・・・
クハ111-92 名カキ 539M/東海道本線柏原−近江長岡間


シートピッチ拡大車のトップナンバー編成でした
クハ111-2101 名カキ 552M/東海道本線柏原−近江長岡間

天気が良すぎて下り列車の先頭側は絵になりません(笑)
でもヘッドライトを点灯して頂いたお陰で良き絵になりました
クハ111-413 大ミハ 797M/東海道本線柏原−近江長岡間

反対側はまたしても一刀両断!(爆)
クハ111 車番等不明 797M/東海道本線柏原−近江長岡間

少しずつ線路側が日陰に入り出しました
クハ111-92 名カキ 539M/東海道本線柏原−近江長岡間



折角の「しらさぎ」なのに上空には雲が・・・
クハ489-303(上)703(下) 金サワ 6M しらさぎ6号/東海道本線柏原−近江長岡間



食堂車付の12連による特急列車を遠い彼方の記憶となりました
クハ481-305 金サワ 9M しらさぎ9号/東海道本線柏原−近江長岡間

重連の荷物電車が113系を従えて下って行きます
クモニ83818+020 所属不明 543M/東海道本線柏原−近江長岡間

165・7系12連の急行列車は逆光のため先頭車側は没なんで最後尾のみでご勘弁を
クハ165-187 大ミハ 7812M ちくま2号・くろよん/東海道本線柏原−近江長岡間


大垣電車区の165系は快速や普通列車での運用もありました
クモハ165-139 名カキ 3132M 快速/東海道本線柏原−近江長岡間
 赤坂支線の列車出発が近づきましたので大垣駅へ向かいます。途中、車内から17m国電のなれの果てクエ9421を車内から撮影しましたが、ピントが合わずに没!


 冬の太陽は釣瓶落ち。大垣駅へ着く頃には辺りは真っ暗闇。117系電車で辿り着いた美濃赤坂駅も真っ暗闇。駅周辺の様子を窺い知ることも出来ずに大垣駅へと戻りました。


 この日は、まあまあ満足のいく一日でした。この日のために用意した釣り用の長靴も、雪で足許が濡れている中で役に立ったし、天気も良かった。めでたし、めでたしっと♪


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