○1984(昭和59)年11月30日 高砂線最終日(2ページ目) |
物凄い喧噪の中、わたくしは写真を撮るよりも列車に乗ることのみを考えました。そして折り返し最終列車となるキハ36の車内に潜り込みました。スシ詰め満員の2両のディーゼルカーは途中駅でのフィーバーで遅れに遅れ、加古川駅には10分以上遅延の見込みとなりましたが、誰もそんな事は気にしていません。 そして遂に終着駅である加古川駅に到着しようとする直前、車掌さんによる最後の車内放送が入ったのですが、感極まられたのか車掌さんは言葉に詰まられておられました。最後の最後で路線が無くなってしまう悔しさが出られたのかも知れません。 加古川駅では最終446Dに接続する下り849M網干行きが遅れた最終列車を待っていてくれました。
|