2006年9月〜2008年3月 消えた関西の夜行列車たちV「銀河」
東京−大阪間を結んでいた急行は愛称名を付けられた最初の急行列車であり、名門中の名門列車でありました。一時は2往復体制で内1往復が我が故郷の姫路駅発着であった時代もありました。かねてから優等車両が使われてきたのも特徴で、元特急用三等車のスハ44系2両が指定席車として連結されたり、20系客車が格下げ使用された最初の急行列車でありました。その後、14系客車を経て24系25形客車と特急用車両が使用され続けました。わたくしは家内と東京に行った際に臨時「銀河」の14系ハザに乗車したものの、あまりに寝苦しくてフラフラになったり、東京出張の翌日が龍野出張だったが故に「銀河」を使わざるを得ず押さえに行ったところが、A寝台上段しか空いてなかったこと。廃止直前のお別れ乗車だと東京出張時にわざわざ乗ったところ、下段の方の地響きの如きイビキ(睡眠時無呼吸症候群のようでしたね)で寝た心地がしなかったことなど想い出深い列車です。
結局、廃止前1年半しか撮影出来ませんでしたが、カメラに収めたシーン全てを紹介させて頂きます。
(使用機種:CANON EOS20D、 執筆 平成26年9月15日)
大阪駅での初の本格撮影の狙いは夜行列車群で65牽引のこれも勿論ターゲット
2006.09.02 EF65-1109 田 101レ 銀河/東海道本線大阪駅(再掲)
テールサインはデビュー時のデザインを踏襲したものです
2006.10.28 オハネフ25-142 101レ 銀河/東海道本線大阪駅
何に気を取られたか記憶が無いのですが左側を切ってしまってます
2007.04.01 EF65-1114 田 101レ 銀河/東海道本線大阪駅(再掲)
隣の221系電車が居なければ・・・(涙)
2007.04.01 オハネフ25-145 101レ 銀河/東海道本線大阪駅
一応、停車位置まで移動して編成全体を収めてたようです
2007.04.01 EF65-1114 田 101レ 銀河/東海道本線大阪駅(再掲)
窓から身を乗り出した車掌さんの姿が何ともエエですなぁ
2007.09.19 オハネフ25-132 101レ 銀河/東海道本線大阪駅
下車や安全の確認等カレチ氏の姿も見られないんですねぇ
2007.09.19 オハネフ25-132 101レ 銀河/東海道本線大阪駅
朝の混雑時間帯のためか短い停車時間で引き上げていきます
2007.09.19 オハネフ25-132 101レ 銀河/東海道本線大阪駅
この時点は喜々として夜行列車の旅を満喫出来る筈でした
2008.01.24 カニ24-11 大ミハ 102レ 銀河/東海道本線大阪駅
廃止前とは云え、平日の夜だけに落ち着いたものでした
2008.01.24 カニ24-11 大ミハ 102レ 銀河/東海道本線大阪駅
寝不足で疲れてても撮影だけはキチンと済ませてます
2008.01.25 オハネフ25-153 大ミハ 102レ 銀河/東海道本線東京駅
折妻の車体を見ると優しいデザインでホッとします
2008.03.10 オハネフ25-46 大ミハ 回101レ 銀河/東海道本線塚本駅
北方貨物線へと転線し車庫へと向かいます
2008.03.10 オハネフ25-46 大ミハ 回101レ 銀河/東海道本線塚本駅
なんとなくエエシーンやなぁ〜としんみりしました
2008.03.10 オハネフ25-46 大ミハ 回101レ 銀河/東海道本線塚本駅
ポイントを前にゆっくりと接近してきます
2008.03.11 EF65-1113 田 回101レ 銀河/東海道本線塚本駅(再掲)
ポイントをゆっくりと通過してきます
2008.03.11 EF65-1113 田 回101レ 銀河/東海道本線塚本駅(再掲)
随分昔も同じシーンを撮影したことを思い出しました
2008.03.11 オハネフ25-132 大ミハ 回102レ 銀河/東海道本線塚本駅
最後尾がポイントを通過します
2008.03.11 オハネフ25-132 大ミハ 回102レ 銀河/東海道本線塚本駅
前日と同じシーンと思いつつもシャッターを押し続けます
2008.03.11 オハネフ25-132 大ミハ 回102レ 銀河/東海道本線塚本駅
最晩年は廃止需要で2両増結のフル編成が続きました
2008.03.11 オハネフ25-132 大ミハ 回102レ 銀河/東海道本線塚本駅
個人的には最後の「銀河」です
2008.03.14 EF65-1112 田 回101レ 銀河/東海道本線塚本駅(再掲)
出勤前に「銀河」等を撮影するにはこの駅が最適でした
2008.03.14 オハネフ25-46 大ミハ 回101レ 銀河/東海道本線塚本駅
ポイントを通過し、宮原への線路を辿る列車を万感の想いで見送りました
2008.03.14 オハネフ25-46 大ミハ 回101レ 銀河/東海道本線塚本駅
名門急行「銀河」。ビジネス客に利用しやすいダイヤ設定で利用客も多かった列車で、夜行バスや新幹線の高速化などの荒波に抗い続けましたが、遂に2008(平20)年3月に命運尽き果てました。運転士養成を考えない某社の方針が足かせとなった等々の噂は絶えませんが、それよりは利用客の要望に応える努力を怠った運行会社の責任の方が余程重大とは思います。
でも、会社としては効率の悪いことは間違いのないとこでしょうから、ファン的な想い入れは横に置いておくべきなのかも知れません。