2013年10月28日 赤川橋梁(仮橋)ラスト
吹田操車場から分岐した城東貨物線が新幹線や阪急電鉄と交差した後に渡る「淀川橋梁」。一般には「赤川鉄橋」という通称が馴染み深い橋梁です。元々複線用の橋梁に単線しか敷設しなかったため、大阪市が旧国鉄から残り部分を借り受けて自転車・歩行者用の橋梁として「赤川仮橋」と名付けて供用していました。人が歩く真横を巨大な貨物列車が通過する珍しい光景が日常見られることで名を馳せましたが、長年に及ぶ沿線住民の声に応えたのかは別として、同線を旅客線転用し「おおさか東線」として整備することが決定され、遂にこの年の10月末をもって慣れ親しんだ光景に別れの時が訪れたのでした。
流石に最終日はパニックが予想されたので、直前の平日で業務に支障ない日を探していましたが、本当の直前、最終日4日前に撮影に出掛けたのでした。
(使用機種:CANON EOS60D、執筆 平成29年1月12日)
貨物列車の通過前に寄り道してます
DF50-4/菅原天満宮公園
ハコの中だけに車体の保存状態は良さそうでした
DF50-4/菅原天満宮
橋梁に着いてみると、それは凄い人だかり(愕)
EF210-110 新 83レ 高速/城東貨物線淀川橋梁
手前まで引っ張っても人、人、人です
EF210-110 新 83レ 高速/城東貨物線淀川橋梁
次位が空コンテナなんで後追いもオッケー!
EF210-110 新 83レ 高速/城東貨物線淀川橋梁
丁度1時間後、パーイチが北陸路を目指します
EF81-735 富山 4071レ 高速/城東貨物線淀川橋梁
皆さんニュースを見て集結したんでしょうね
EF81-735 富山 4071レ 高速/城東貨物線淀川橋梁
非常に低速で通過するんで十二分に愉しめます
コキ51288 4071レ 高速/城東貨物線淀川橋梁
パーイチから半時間後、配給列車の通過です
EF200-20 吹 配1092レ/城東貨物線淀川橋梁
一般の方も通過時刻を知ってはったんには笑いました
EF200-20 吹 配1092レ/城東貨物線淀川橋梁
単行と思ったけど貨車牽いてましたわ
EF200-20 吹 配1092レ/城東貨物線淀川橋梁
この後、来るはずの列車が来なかったんで、みんな訝しく思いつつも、『運休やったらしゃぁないか』ってな感じで三々五々散らばっていきました。わたくしは夕方まで粘るつもりやったんで、周辺を徘徊しつつ橋梁を眺めたんでした。
何時もながら『もっと通うんやった』と後悔しつつ(笑)
中州に降りるとススキが出迎えてくれました
大阪空港へ降りていく機体が沢山見られます
上流南側より微妙な水鏡を
ススキと名残を惜しむ人達のシルエット
今度は橋上の人にピンを持っていって・・・
さっきとは逆に下流側より水鏡
中州でごちゃごちゃ動いてると鷺を発見
別角度からの水鏡
少し離れた位置からも水鏡で
それにしても立派なススキですなぁ
河原を橋梁近くまで寄って見上げてみます
土手に上がってレーベルに近い高さで
橋の袂まで戻って来ました
名称を記したペイントもすっかり劣化して(笑)
喧噪が去って少し落ち着きを取り戻した仮橋側
仮橋の銘板を記念に残します
仮橋閉鎖の告知看板
淡路側にも同じ物があります
踏切中央部より放出方面を望みます
北側の銘板も残しますか
何分延か忘れたけど、思ったよりは早かった筈です
EF65-2085 新 5087レ 高速/城東貨物線淀川橋梁
夕方になっても人通りの絶えることはありません
コキ52298 5087レ 高速/城東貨物線淀川橋梁
もう一度橋を渡る途中で見つけた神大漕艇部の艘
少しずつ陽が傾いてきます
測点を空と橋との境界にずらしてシルエットに 日没迫る時間帯に上り貨物が通過することは貨物時刻表で確認してたんで、これは中州から撮るべしと決めてました。同じ考えの方が他に2人程いらっしゃり、最終的には仲良くほぼ同じ位置取りで撮影したんでした。
何とか日没の太陽が橋脚に絡んでくれました
EF210-110 新 84レ 高速/城東貨物線淀川橋梁
荷が少ないのが幸いして人々のシルエットが見えます
EF210-110 新 84レ 高速/城東貨物線淀川橋梁
空コキばっかりやなかったみたいです(笑)
84レ 高速/城東貨物線淀川橋梁
タンクもシルエットの中にいます
84レ 高速/城東貨物線淀川橋梁
最後のコキが通過して行きました
84レ 高速/城東貨物線淀川橋梁
通過後、心洗われるような落陽でした 予定通りに行程をこなし帰る準備をしたんですけど、84レの半時間後くらいに下り貨物があるのを待つ人々の群れの中に巻き込まれたというか、ついでやから一か八かの撮影をやってみようと心変わりしたんで、カメラの感度を上げて待ったんでした。
ISO1600まで引上げての撮影。流石に粗いねぇ〜(笑)
EF510-7 富山 4076レ 高速/城東貨物線淀川橋梁
川面に映り込んだ梅田方面の街の灯を観て 何とも云えない気持で橋を後にしました