2006年〜2016年 関西の103系W(和田岬線)
数ある国鉄車両の中で日本の高度成長期を代表する車両は103系をおいて外にありません。20m、両開き4扉の角張った車体にオールロングシートの103系は、首都圏及び関西圏の二大都市圏を中心に乗車率250%超の「通勤地獄」に堪える乗客を黙々と運びました。路線別にカラフルに色分けされた外観とは異なり、与えられた役割は地味でしたけど、関西では平成の終盤まで最前線で生き永らえました。
国鉄時代はガチャガチャと五月蠅いユニット窓から入ってくる隙間風に加え、右に左に、上に下にと激しい揺動に閉口したもんですが、経営体力に問題のあったJR西日本では、一部をリニューアルして見違えるほど快適な車へと変貌させました。
しかし、表面は取り繕っても隠し切れない老朽化にホームドア導入という大きなうねりの中で、JR西日本でも2016年から3扉車の323系を大阪環状線、225系を阪和線に投入し、103系の駆逐に乗り出しました。
こうした背景で何時ものお葬式に、201・205系の玉突き転出が予想される奈良区の103系も含めて出掛けたんですけど、色々あって全て中途半端でした。そんな103系を過去未掲載分も含めて所属別に纏めましたんでご覧下さい<(_ _)>
(使用機種:CANON EOS20D・60D 執筆:平成30年4月5日)
[ 2006(平18)年9月25日(月) ]
本題に入るその前に・・・。和田岬線は網干区103系の6連が運用に就いてますけど、その昔、姫路駅播但線地上ホーム北側の側線に留置されてた編成を収めてるんで、それから・・・。2006(平成18)年3月18日のダイヤ改正から、11月2日までラッシュ時間帯の播但線で活躍したスカイブルーの103系。
クハ103-15/播但線 姫路駅
色褪せてたけど方向幕入っとうし、使用中の編成やろね。
クハ103-16/播但線 姫路駅
[ 2016(平18)年12月12日(月) ]
さて本題。姫路駅から10年後、所長一行の来訪に合わせて、人生3度目の和田岬線へ。平日やないと本数を稼ぐことが出来んからね♪まだ人影もまばらな始発電車
クハ103-247 521M/山陽本線兵庫駅
車内も思ったよりは空いてる感じ・・・
クハ103-247 521M/山陽本線兵庫駅
カレチさんもスタンバイオッケーの様子
クハ103-247 521M/山陽本線兵庫駅
漸く陽が昇ってきたようです
クハ103-254 521M/山陽本線兵庫駅
先頭車はかなりの人でした(汗)
クハ103-254 521M/山陽本線兵庫駅
振り返ったらぎょうさんの方が乗ってはりました
クハ103-254 521M/山陽本線兵庫駅
昭和に様にすし詰めではないにせよ沢山の通勤客!
クハ103-254 521M/山陽本線兵庫駅
降車客をやり過ごしてから最後尾を。黒でもHゴムはエエな♪
クハ103-247 521M/山陽本線兵庫駅
駅先の踏切まで大急ぎで駆けるもギリギリのタイミング!(汗)
クハ103-247 522M/山陽本線兵庫−和田岬間
通勤の車が少なくて助かった・・・
クハ103-254 522M/山陽本線兵庫−和田岬間
建物の陰になって露出的には厳しい状況・・・
クハ103-254 523M/山陽本線兵庫−和田岬間
所長一行はこれに乗ってました(笑)
クハ103-254 523M/山陽本線兵庫−和田岬間
銀杏の葉っぱは何とか残ってくれてました
クハ103-247 524M/山陽本線兵庫−和田岬間
上りは回送同然の空気輸送
クハ103-254 524M/山陽本線兵庫−和田岬間
少し戻って所長一行と合流。やや陽が差しました
クハ103-254 525M/山陽本線兵庫−和田岬間
兵庫運河にて水鏡
クハ103-247 526M/山陽本線兵庫−和田岬間
運河の奥は六甲の山脈み
クハ103-254 526M/山陽本線兵庫−和田岬間
空の青色を出そうとしたら沈んでもた・・・(涙)
クハ103-254 527M/山陽本線兵庫−和田岬間
建物も含めて水面に綺麗に写り込んでます
クハ103-247 527M/山陽本線兵庫−和田岬間
工場街ではスッキリとしたポジションは難しい
クハ103-247 528M/山陽本線兵庫−和田岬間
列車の速度は思った以上に速い・・・
クハ103-254 528M/山陽本線兵庫−和田岬間
多分、定番ポジションであろう川重兵庫横
クハ103-254 529M/山陽本線兵庫−和田岬間
国道2号の陸橋上から
クハ103-247 530M/山陽本線兵庫−和田岬間
引込線が入る様に引き付けて・・・
クハ103-247 530M/山陽本線兵庫−和田岬間
公園が出来て最後まで入らんようになってもたか・・・
クハ103-254 531M/山陽本線兵庫−和田岬間
後追いもちょん切れてまうか・・・(笑)
クハ103-247 531M/山陽本線兵庫−和田岬間
学生の頃はオハ64。その後、35系でキクハっちゅうんが入線し、103系がその役割を引き継いでる和田岬線。黒ながら貴重なHゴム車で、原型に近い姿を留める最後の103系として活躍してますが、果たして何時まで足回りがもつのやら・・・。そして後継はF1編成なんかの?(笑)