黒装束のマンモス機「EH10形」〜エピローグ〜
EH10形は老朽化により昭和50年から数を減らしたとのことですが、わたくしには高校時分に急速に数を減らした印象があります。黒いボディに黄色の二本線を纏った姿で東海道山陽本線の大動脈を駆け回ったEH10は、1981年(昭和56年)4月1日に運用を退き、翌年に大きく騒がれることもなく廃車され、ひっそりと姿を消していきました。1980.11.09 鷹取工場にて解体中の18号機
しかし、影が薄かったにも拘わらず、大阪市の東淡路南公園にて61号機が静態保存されています。正直、意外な感じがしますが、有難いことですね。場所柄か籠の中に押し込められているのは少々可哀想ですが・・・。