博多港にて海保の巡視船を撮影。PL62「はかた」。
至近距離より後姿を捉えました。(推進装置がタダ者ではありませんね・・・。)
*鯛風雲所員より
「はかた」は東シナ海での不審船対策を念頭に建造された型なので1000t級でありながらも、30kt〜40kt程度の高速航行能力を持ちます。
なので推進装置がタダ者ではないと仰っていますが、これは汲み上げた水を高圧ポンプにより後方へ噴射するウォータージェット推進装置で、このお陰で高速航行が可能になっています。
ただ25kt以下の低速ではスクリューの方が効率がいいので、「らいざん」型などではスクリュー2軸+ウォータージェット1軸の組み合わせを採用しています。ちなみに、「はかた」「あそ」などはディーゼル4基、ウォータージェット4軸です。恐ろしや…。
PS06「らいざん」の全景。(博多港)
らいざんの艦首部。(博多港)
○特別企画:鯛風雲所員による海上保安庁・巡視船紹介ミニコーナー |
「おいらせ」ウォータージェット推進装置。「おいらせ」は3軸装備しています。
巡視艇「まつなみ」。巡視艇の中でも特異な存在で、天皇や要人を乗せることがあるので貴賓室を持っています。普段、お台場に係留しているので見たことある方も多いのではないでしょうか。
kajibooh様がアップされていた「はかた」と同じ船名の巡視船PL05「はかた」です(右はPL02「えりも」)。これは2008年1月に撮影したものなので、新「はかた」就役直前にこの旧「はかた」は七管の長崎海上保安部に配置替えされ、現在は「でじま」に船名が変更されています。なので同じ船名の巡視船が2つ存在する事となっています。
これは
配置換えとともに船名変更する巡視船ではよくあることですが、「あまみ」は特例で後世に残すべき船名ということで配置替えされても船名が変えられることはないそうです。それにしてもPL型を重ね停めするなんて凄い事するものですね。
○引き続き、「おぢさん」様が撮影された巡視船「あぶくま」も。 |
8月28日に撮影した、「PM79あぶくま」。(小名浜港 *福島県いわき市)
ミディアムクラスでも、風格は十分でした。(小名浜港)
おなじく「あぶくま」(小名浜港)