兵科ギャラリーの3D画像は、ローポリゴン路線で作成しております。
ポリゴンとは、3DCGにおいて、立体を構成する多角形のことです。
ローポリゴンとは、「ポリゴン数が少ない」という意味になります。
皆さんはゲームで遊んでいる時、画面を見て気になった事がないでしょうか?
オープニングムービーやイベントムービーのキャラクターは、リアルで綺麗。(ハイポリゴンモデル)
それに比べて、ゲーム内で操作するキャラクターは造形が荒い。(ローポリゴンモデル)
肝心のゲーム中の操作キャラなのに、なぜローポリゴンでつくってあるのか、まさか手抜きしてるのか?
いえいえ、そうじゃないんですよ。 これには、きちんとした理由があるんです。
それを、簡単に説明しますと…
3Dのキャラクターをコントローラで操作すると、画面内で動いているように見えるのは、アニメの理屈と同じです。
「1秒間に何十コマも、テレビ画面に描画」されています。
ゲームの場合、だいたい1秒間に30コマ表示する作業を、ゲーム機はひたすら計算してます。
仮に、2000ポリゴンと1万ポリゴンのキャラクターがいたとして、どちらが早く計算できるかといったら、そりゃあポリゴンの少ない方が早く計算できるに決まってますよね。
もしポリゴン数が多くて、計算できなかったらどうなるんでしょう?
画面がスローモーションやコマ送りのように、遅くなってしまいます。
というわけで、ゲーム機が早く計算できるように、データ量の少ないローポリゴンで作るってわけです。
じゃあ、ムービーシーンはどうして、ハイポリゴンでも大丈夫なのか?
あれはですね、ただ再生されるのを見てるだけで、コントローラーで操作しませんよね。
PS2でDVD見てても、画面は重く(遅く)なったりしない。それと同じです。
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お読みいただきまして、どうもありがとうございます。
ローポリでの作成は「決められた容量でデータを収める」という、ハイポリとは違った困難と格闘します。
(ハイポリではデータ量なんか気にしない。ひたすらクオリティ重視です)
まぁこれからPS3などの登場で、ゲームもローポリじゃなくなるかもしれないですけどね。
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