ミサイル駆逐艦「アーレイバーク級」
15番艦「ベンフォールド」(USS Benfold, DDG-65) 。1996年3月30日に就役した。
(写真:横須賀海軍施設/撮影:裏辺金好)
●解説
ズムウォルト級と並び、アメリカ海軍が保有するイージスシステムを搭載したミサイル駆逐艦で幅広な船体が特徴。1番艦アーレイ・バークは1991年に就航し、以後、段階的にアップデートを加えながら長期にわたり建造中。最終的には90隻以上が就役する見込みである。海上自衛隊の護衛艦「こんごう級」、韓国海軍の駆逐艦「世宗大王級」のベースとなっている。
●ギャラリー
2番艦「バリー」(USS Barry, DDG-52) 。1992年12月12日に就役したもので、艦名はアメリカ海軍の父と呼ばれるジョン・バリー(アメリカ独立戦争時の大陸海軍軍人)に因む。
(写真:横須賀海軍施設/撮影:裏辺金好)
3番艦「ジョン・ポール・ジョーンズ」(USS John Paul Jones, DDG-53) 。1993年12月18日に就役したもので、艦名は海軍の英雄ジョン・ポール・ジョーンズに因む。
(写真:横須賀海軍施設/撮影:裏辺金好)
4番艦「カーティス・ウィルバー」(USS Curtis Wilbur, DDG-54) 。1994年3月19日に就役したもので、艦名はカーティス・ウィルバー(アメリカ合衆国第30代大統領カルビン・クーリッジ政権時の第43代海軍長官)に因む。
(写真:横須賀海軍施設/撮影:裏辺金好)
左は12番艦「フィッツジェラルド」(USS Fitzgerald, DDG-62) 。1995年10月14日に就役したもので、艦名ははウィリアム・チャールズ・フィッツジェラルド海軍中尉に因み、東日本大震災ではトモダチ作戦に参加。
右は17番艦「コール」(USS ColeDDG-67)。1996年6月8日に就役したもので、アメリカ海兵隊軍曹ダレル・S・コール(硫黄島の戦いで戦死)に因む。
(写真:横須賀海軍施設/撮影:裏辺金好)
15番艦「ベンフォールド」(USS Benfold, DDG-65) 。1996年3月30日に就役したもので、艦名は朝鮮戦争で戦死したエドワード・クライド・ベンフォールド三等衛生兵(名誉勲章を受章)に因む。
(写真:横須賀海軍施設/撮影:裏辺金好)
32番艦「ラッセン」(USS Lassen, DDG-82) 。2001年4月21日に就役したもので、艦名はクライド・エヴェレット・ラッセン中尉(ベトナム戦争で名誉勲章を受章)に因む。
(写真:横須賀海軍施設/撮影:裏辺金好)
33番艦「ハワード」(USS Howard, DDG-83) 。2001年10月20日に就役したもので、艦名はジミー・E・ハワード海兵隊曹長(ベトナム戦争の戦功で名誉勲章を受章)に因む。
(写真1枚目:佐世保港出入り口、寄船鼻にて/撮影:kajibooh)
(写真2枚目:横須賀海軍施設/撮影:裏辺金好)
35番艦「マッキャンベル」(USS McCampbell, DDG-85) 。2002年8月17日に就役したもので、艦名はデヴィッド・マッキャンベル大佐(第2次世界大戦時のアメリカ海軍エースパイロット)に因む。
(写真:横須賀海軍施設/撮影:裏辺金好)
36番艦「シャウプ」(USS Shoup, DDG-86) 。2002年6月22日に就役したもので、艦名はアメリカ海兵隊のデヴィッド・M・シャウプ将軍に因む。
(写真:横須賀海軍施設/撮影:裏辺金好)
51番艦「グリッドレイ」(USS Gridley, DDG-101) 。2007年2月10日に就役した。艦名は、かつてのアメリカ海軍の防護巡洋艦で、アジア戦隊の旗艦等を務めた「オリンピア」(USS Olympia, C-6)の艦長であったチャールズ・グリッドレイに因む。
(写真:博多港/撮影:kajibooh)