種別
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警備艦(DD) |
主機
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ガスタービン4基(COGAG)・2軸 |
登場年
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1988年 |
速力
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30kt |
基準排水量
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3500t(〜DD−154)
3550t(DD−155〜) |
搭載機
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哨戒ヘリ1機(地方隊はなし) |
全長
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137m |
乗員
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220名(地方隊は180名程度) |
全幅
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14.6m |
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76o62口径単装速射砲1基
MK-29 シースパロー短SAM8連装発射機1基
Mk-112 アスロックSUM8連装発射機1基
ハープーンSSM4連装発射機2基
324o短魚雷3連装発射管2基
Mk-15 20oCIWS2基
「はつゆき」型の改良型として8隻建造された汎用護衛艦。
1982年のフォークランド紛争で、英海軍の駆逐艦「シェフィールド」等が対艦ミサイルエグゾセによって撃沈されたが、この際、アルミ合金製の船体が高温によって溶解した血^ハ沈没に行ったたことが判明し、当時各国の海軍に衝撃を与えたが、海上自衛隊でも建造が進んでいた「はつゆき」型に軽合金を使用していたため、計画の変更を迫られることになった。
とりあえず、予算がついていた艦については船体の材質を変えることで対応したが、「はつゆき」型はもともと重量に対する余裕が少なかったため、13番艦以降については設計を変更した改良型として建造することになった。これが「あさぎり」型である。
もともと「はつゆき」型の改良型として設計されたため、兵装等は「はつゆき」型と同じであるが、船体は一回り大きくなり、主機はCOGOGからCOGAG方式に変わっている。ただ、ヘリの格納庫は2機収容出るように拡大したため、外壁が垂直にそそり立ち、さらにマストは頑丈なラティス構造にするなど、ステルス面では大きなハンデを負うことになった。
まだ、登場して20年未満の新しい艦艇ではあるが、早くも練習艦に種別変更される艦も登場し、「たかなみ」型の増備によって、護衛艦隊から離脱する艦艇も登場している。しかし、遠目には戦前の戦艦を思わせる威容を誇り、また、1990年代の海上自衛隊を支えたのは紛れもなく本型である。
艦番号
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艦名
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竣工日
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DD-151 |
あさぎり |
1988年3月17日 |
DD-152 |
やまぎり |
1989年1月25日 |
DD-153 |
ゆうぎり |
1989年2月28日 |
DD-154 |
あまぎり |
1989年3月17日 |
DD-155 |
はまぎり |
1990年1月31日 |
DD-156 |
せとぎり |
1990年2月14日 |
DD-157 |
さわぎり |
1990年3月6日 |
DD-158 |
うみぎり |
1991年3月12日 |