初飛行:1942年9月21日
生産数:3,970機
ボーイング社が開発したアメリカの戦略爆撃機。フォートレスとは、要塞(fortress)の意味。
防御砲火の遠隔操縦、与圧室の全面採用や、排気タービンの採用などが特徴で、第二次世界大戦末期から朝鮮戦争期の主力として使用。特に日本に対しては147,000トンに上る爆弾を投下。中でも東京大空襲や大阪大空襲、広島や長崎に対する原爆投下では甚大な被害を日本に与えている。また、朝鮮戦争でも初期は高高度爆撃によって北朝鮮側に甚大な被害を与えているが、後に中国人民共和国の参戦によって、ソ連製のMig−15が投入されるとB−29が数多く撃墜されるようになり、第一線を退いている。
ちなみに1944年7月にソ連内に不時着した4機のB−29をコピーし、ソ連はツポレフTu−4を製造している。