初飛行:1970年11月12日(試作機のXC-1)
生産数:31機
航空自衛隊が所有し、戦後初めて開発された国産の中型輸送機で、全長は29.0m。製造は川崎重工業で、運用開始は1973年。
通常人員は60人、完全武装した空挺隊員は45人を収容可能で、さらに担架の取り付けが可能で、36名の患者の搬送も可能。また、尾翼の下の後部扉より、りゅう弾砲からジープまで様々な物資を効率的、短時間に搬入または空中投下が可能である。なお、後継機の開発も進み、退役となる日もそう遠くは無い。
なお、下写真の「鬼太郎塗装」は、所属基地付近の鳥取県境港市ゆかりの漫画家、水木しげる氏の作品「ゲゲゲの鬼太郎」に由来。境港市では鬼太郎をはじめとする水木作品での町おこしと観光振興が図られているが、航空自衛隊も少し便乗したようである。