ボーイング・バートル CH−46 シーナイト
       Boeing Vertol CH-46 Sea Knight

米海兵隊のCH−46
(写真:嘉手納基地周辺/撮影:kajibooh)

●基本データ

初飛行:1962年8月
生産数:524機(H-46)

●解説

 V−107はバードル社(→ボーイング・バートル社→現在はボーイング社が完全吸収)が製造したタンデムローター式のヘリコプターで、アメリカ海兵隊が運用。後に形式が、CH−46 シーナイトとなった。
 日本ではCH−46を川崎重工がノックダウン生産したもの(KV−107 しらさぎ)を、陸・海・空の各自衛隊で採用し、さらに警視庁や民間にまで販売された。また、1967年に「武器輸出三原則(基本的に武器の海外輸出はしない)が発表されるまでは海外に輸出された。
 現在では流れを受け継いだCH−47が主流になってきており退役が迫っているが、救難活動において何人もの命を助けてきた誇るべき機である。

●KV−107


航空自衛隊のKV-107。入間基地航空祭(2009年)でのラストフライトの様子。
(撮影:裏辺金好)