初飛行
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1970年12月21日 |
製造数
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712機 |
運用開始年
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1973年 |
主な使用国
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アメリカ、イラン |
全長
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19.1m |
最大速度
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M2.3 |
全幅
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10.1m〜19.5m |
航続距離
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約3200km |
全高
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4.9m |
乗員
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2名 |
M61A1「バルカン20mm機関砲
AIM−54「フェニックス、AIM−7「スパロー、AIM−9「サイドワインダー
Mk−84、Mk−82、GBU−10などの各種爆弾
F−4ファントムUの後継として米グラマン社が開発した艦上戦闘機。
遠くから長距離対艦ミサイルを使用して攻撃しようとする爆撃機から空母打撃陣を護衛するため、長距離対空ミサイルAIM−54「フェニックスを運用する能力と格闘戦において優位に立つための高い機動性が求められた結果、可変翼という珍しい機構を採用することとなった。
これは飛行中の抵抗を減らすため、速度により翼の後退角を変化させるものでコンピューターによる自動制御が可能である。
これにより高速巡航時には抵抗を減らし、低速時は旋回半径が小さくなり機動性を確保している。
米軍により対リビア作戦に投入されて以降数多くの戦争に参加したが、冷戦の終結により任務の必要性に疑問を持たれるようになり、2006年にF/A−18E/Fを後継機として引退した。ちなみに主装備として期待されていた長距離対空ミサイルAIM−54「フェニックスが実戦で使用されたのは僅か一回のみであった。
イランではパフラヴィー朝時代に80機が導入されたがイラン革命後、部品調達を打ち切ったため現在ではごく少数が運用されていると言われている。