マクドネル社(のちマクドネル・ダグラス社)が開発したアメリカ海軍の艦上戦闘機で、愛称はファントムU。1958年に初飛行し、1960年に運用が開始された。のちにアメリカ空軍でも採用されたほか、主に西側諸国でも採用され、日本ではF−4のバリエーションのF−4Eを改良したF−4EJ
が航空自衛隊で運用されている。これは最初の10機を除いて、三菱重工業でライセンス生産されている。
ちなみにF−4EJのうち、レーダー、FCS(火器管制)システムの近代化、航法、通信能力の向上、搭載ミサイルの近代化、爆撃機能の向上を図ったものは、F−4EJ改
として区分されている。また、偵察型としてRF−4B、RF−4C、RF−4Eがある。