ティーガーI(VI号戦車ティーガーE型)


(撮影:フランス ソミュール軍事博物館/撮影:秩父路号)

●解説

 ナチス・ドイツで開発された重戦車で、ヘンシェル社とポルシェ社による設計比較の結果、ヘンシェル社の提案が採用。1942年10月に制式化され、大戦末期までに約1350両が製造された。
 高射砲を元にした56口径8.8 cm砲を主武装とし、遠距離からでも敵を仕留められる強力な火力は連合軍の恐怖の的であり、数々のタンクエースを誕生させた。さらに、車体前面装甲を100mmとするなど、強力な防御力を誇るが、車体重量が57tにも達したことから走行できる場所が限られたほか、履帯などの足回りや変速機が破損しやすいなど故障が頻発。メンテナンスが非常に難しい車両であった。
 

●背面


(撮影:フランス ソミュール軍事博物館/撮影:秩父路号)

●ギャラリー



(撮影:ドイツ ムンスター戦車博物館/撮影:秩父路号)

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