ルノーB1 重戦車


(写真:ソミュール戦車博物館/撮影:秩父路号)

●基本データ

登場年:1934年
開発国:フランス
運用国:フランス、ナチス・ドイツ
全長:6.38 m/全幅:2.49 m/全高:2.81 m/重量:30 t、32 t(bis)
速度:27.6 km/h
乗員:4名

●解説

 ルノーが開発した重戦車で、その源流は1921年から進められた開発計画に基づくもの。

 砲塔は全周旋回で鋳造砲塔APX-I、主砲は車体部へ17口径775mm戦車砲 SA35、副武装として旋回砲塔へ30口径47mm戦車砲SA34と、7.5mm機関銃M1931×2(旋回砲塔、車体部)を装備した高火力。また、足回りが完全に装甲板で覆われているのが特徴である。

 その後、改良型のルノーB1bis(上写真)も登場。こちらはエンジンを水冷式から航空機用のエンジンを車両用に改修したものへ変更するとともに、出力アップ。また、新型砲塔である「APX-IV」と旋回砲塔へ32口径47mm戦車砲SA35を装備。さらに車体前面および側面を60mmの装甲厚としている。

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