軽駆逐戦車ヘッツァー
(撮影:ドイツ ムンスター戦車博物館/撮影:秩父路号)
●基本データ
登場:1944年重量:15.75t
全長:6.27m
全幅:2.63m
全高:2.17m
乗員:4人
●解説
ドイツがベルリンへの空爆によって?号突撃砲の製造が滞ったことから急きょ、チェコのBMM社で開発したもの。38(t)軽戦車と80%弱の部品を共通化した上で、傾斜装甲を採用した新たな車体に、48口径の75mm対戦車砲Pak39を搭載した軽駆逐戦車。愛称のヘッツァーは狩りの際に狩人の前に獲物を追い立てる役目を意味している。
1944年7月に実戦投入され、終戦までに2500両以上が製造。戦後はチェコスロバキアでST-Iの名称で使用しているほか、1946年にスイスがG-13として採用している。なお、G-13は主砲に?号突撃砲F型などに搭載された75mm砲(Stuk40)を搭載しているのがドイツのヘッツァーと異なる点である。
●ギャラリー
(撮影:イギリス 戦車博物館/撮影:秩父路号)