M48「パットン」
(写真:韓国・ソウル 戦争記念館/撮影:裏辺金好)
●解説
パットンシリーズの第3弾で、1950年代にアメリカが開発した次世代戦車。それまでのM46、M47が急場の開発だったのと比べ、こちらは新規に主力戦車となるべく本格的に開発されたもので、M60並の火力を持つ強力な攻撃力を持ち、自動的に主砲仰角を算定する弾道計算機などを装備。朝鮮戦争にこそ間に合わなかったものの、1952年〜1958年まで1万2000両が誕生し、ベトナム戦争、中東戦争で活躍。地雷に強い舟形の車体、避弾経始に優れた亀の甲羅型の砲塔も特徴である。
世界各国に輸出され、現在でもアメリカ以外では第一線で活躍している国も多い。