シュトルムティーガー
(撮影:ドイツ ムンスター戦車博物館/撮影:秩父路号)
●基本データ
登場:1943年(試作車)重量:65.0t
全長:6.28m
全幅:3.57m
全高:2.85m
乗員:5人
●解説
第2次世界大戦中に、ドイツがティーガーI戦車の車台を改修し、38cm61式ロケット臼砲(38cm Raketenwerfer 61 L/5.4)を搭載した自走砲。このロケット砲(臼砲)は元々、ドイツ海軍が沿岸に近づく敵艦船を陸上から攻撃するために開発したものであるが、ドイツ陸軍が自分たちの管轄に置くべきだと強硬に主張し手に入れたものである。1943年10月に試作車が誕生し、1944年4月から12月までに18両がティーガーIから改造されている。絶大な攻撃力と防御力を有していたが、新造のティーガーIを別用途に割く余裕がなかったため、損傷した機体を改修するにとどまってしまった。