殿島城〜長野県伊那市〜
○解説
殿島城の築城年代等、確かなことは不明ですが、殿島大和守重国によって天文年間(1532〜55年)を中心に使用された平山城で、1556(弘治2)年に武田信玄が伊那へ進行してきた際に徹底抗戦。戦いに敗れ、狐島で磔にされたと云われています。その後、殿島城は武田氏が滅亡する1582年頃まで、高遠城の支城であったという説もあります。現在は主郭を中心に伊那市の都市公園として整備されており、模擬櫓門が(不自然に)建てられています。
(撮影:Mr.S/解説:裏辺金好)
○場所
○風景
方形の本丸と二重堀が特徴です。
犬走りのような段差のある本丸周囲の二重堀。