2003年1月2日〜6日 広島電鉄と被爆建築を撮る


まずは1月2日、大学の冬休み期間中のため、広島に帰省しており、紙屋町西電停で広島電鉄5000形を撮影。うむ、何を思ったか老婆が我が道をマイペースに進んでおります。

こちらは1900形。

そして当時は現役だった広島市民球場を撮影。

紙屋町の風景を1枚。何気なく撮影したものですが、今やデオデオのブランドもエディオンに統一されてしまったので、懐かしの景観になってしまいました。この写真を撮影した後、広島本店新館も建設され、さらには本館も改築されています。

1月3日は、山口県鹿野町(※現・周南鹿野)で裏辺研究所新年会を開催。徳山駅に行く際に、広島駅で0系新幹線を撮影します。

徳山といえばコンビナート。新幹線からもよく見えます。この日は天気が悪くて、大した写真になりませんでしたが・・・。 新年会はしし鍋など、大変美味しくいただきました。今でもはっきりと記憶に残る、思い出深いものでした。

続いて1月4日は、広島市中心部で被爆建築を色々と撮影。まずは1936(昭和11)年に建築された旧日本銀行広島支店。

こちらは旧袋町国民学校。わずか一部だけ保存されて、平和資料館として活用されています。広島市は原爆に遭っていますので、そもそも戦前の建築の現存例が少ないのですが、原爆ドーム以外はさほどの関心が無いらしく、多少の助成制度がある程度なので、戦前の建築はガンガン取り壊しが進んでいます。

 そうなると民間で活用していただくことを望むしかなく、こちらの旧帝国銀行広島支店=1925年(大正14)年築を活用している、アンデルセンという大手パン屋さんは、非常に有難い存在です。とは言え、さすがに老朽化や耐震は如何ともしがたかったらしく、2020(令和2)年8月の完成に向けて改築されています。
 なお、幸いにも2階・3階のデザインは踏襲されるほか、東側の壁と外壁のストリングコースは引き続き使われるそうです。

こちらは1938(昭和13)年に建てられた福屋百貨店。今も現役の百貨店で、これからも頑張っていただきたいもの。ただ、相変わらず百貨店不況は続いていますので、万が一にも福屋が閉店するようなことがあれば、この建築も一瞬で消えてしまうのではないか、と危惧しております。

続いて1月5日は、雪がうっすらと積もったので広島城へ。

城の雪景色は格別ですな。

二の丸もご覧の通りの状況でした。

それから祖父の家に行く際に、広島市郷土資料館を撮影。こちらは1911(明治44)年に建てられた広島陸軍糧秣支廠です。

1月6日は東京に戻ります。まずは広島駅で100系新塗装を撮影。

新大阪駅で乗り換えの際に、0系新塗装もいただきました。この頃は0系も100系もガンガン走っていたので、楽しかったですね。趣味的には最近の東海道・山陽新幹線は大半がN700系に統一されてしまい、少々味気ないのが残念です。 利便性は格段に良くなりましたので、それはそれで有難いのですが・・・・。

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