2007年3月31日 仙台・多賀城へ行く
金欠だから旅行を控える・・・はずが、友人から誘われたこともあり、いざ仙台へ向けて出陣です。
まずは中央本線の立川駅から、武蔵野線直通で大宮まで直行してくれる、ホリデー快速「むさしの」号に乗車。個人的には、ある意味で湘南新宿ライン級に便利な列車で、日野から大宮に新幹線に乗りに行くときは重宝しています。通常だったら、中央本線、武蔵野線、埼京線と乗り継がないといけないですからね。
ただ、休日の大宮行きは朝の、この1本しかないのが残念!
大宮駅ではまず、251系特急「スーパービュー踊り子」に遭遇。
続いて、485系による特急「日光」(東武日光行き)が。東武鉄道直通1周年のステッカーが貼られています。
200系「たにがわ」。
ガラガラだったので、車内の様子もちょいと失礼。
さて、東北新幹線「はやて」に乗り、仙台に到着。大宮〜仙台はノンストップの列車のため、なんと1時間15分で到着するのだから恐ろしく早い。運賃さえ安ければ、もっと気軽に行くのですが・・・。さて、まずは原ノ町行きの717系と山形行きの719系の並びを撮影。
仙台駅を出発する717系。
SAT721系を初ゲット。
こちらは東北本線の719系と455系。
651系特急「スーパーひたち」。
455系。
反対側からも1枚。
E721系500番台。
後ろ2両はイオンのラッピング車両でした。
701系。
さて、東北本線に乗車し国府多賀城駅で下車。そこから10分ほど歩いて、約5年ぶりに多賀城跡を見学してきました。多賀城といえば奈良時代、平安時代の東北の中心。現在、もちろん当時の建物は残っていませんが、その規模や施設の後がわかるように整備されています。気のせいか、5年前に比べて解説板が大幅に増えたような。
写真は多賀城の中でも、その中心である政庁正殿前の、南門跡。
今回は5年前と異なり、多賀城の外郭まで見学。歩いてみるとかなり広いことが解ります。
写真は、奈良時代の外郭東門跡。
さらに、外郭東門そばにある陸奥総社へ。1000年前にはあったと考えられており、多賀城が東北の政治の中心なら、こちらは神社の中心。多賀城が衰退して滅びたあとも神社は存続し、江戸時代には仙台藩主の伊達氏によって保護。写真の社殿は、1716(享保19)年に改築されたものです。
さて、国府多賀城駅から仙台駅に戻ろうとしたら、やってきたのは417系。3月改正でどうなるのかが気になりましたが、今のところこちらは運用を続けている模様。撮影できてよかった。
今度はSAT721系の編成写真を撮影。
417系の編成写真もゲット。
719系による快速「仙台シティラピット」。
そして友人と合流し、JR仙石線で宮城野原駅へ。その場のとっさの思いつきで、フルキャストスタジアム宮城の外観だけを見てまいりました。どうやら、今日が楽天ゴールデンイーグルスにとって、ホーム開幕戦のようですね。席はすべて満席で、超満員でした。しかし、試合はどうやらオリックスにボロ負けしたようで・・・。地元の熱い声援に応えられるのはいつの日か?
ちなみに最寄り駅である仙石線の宮城野原駅は、地下駅への入り口の1つがこのようなデザイン!
これは凄い・・・。
さて、仙台駅に戻ると常磐線の原ノ町行きに455系6両編成が充当されていました。まだ撮影チャンスは残されているようです。
そして、これも5年ぶりの訪問となる青葉城こと仙台城へ。かつての建物は残っていませんが、伊達政宗公の銅像は、仙台のシンボルとして迫力満点。若いカップルが、なぜかカメラを持っている私ではなく、カメラド素人のうちの友人に「撮ってくれ」と声をかけてきます。そこでうちの友人、肝心の伊達政宗の姿を入れないで、純粋にカップルの顔だけ撮影したら、やはりNG喰らってました。そりゃそうだ。両方写真に収めてあげなきゃ・・・。
建物は無くても、仙台城は石垣がなかなか立派。当時の技術の凄さを堪能できます。
う〜ん、しかし、ここに櫓と塀が再現されていれば、もっと迫力あるんだけどなあ。
時代によって石垣の組み方は異なっています。こちらは、江戸時代初期のものと思われますが、野面積みという方法で造られたもの。石を、自然の形のままでうまく組み合わせていく手法です。
戦後の再建である隅櫓。この右には、江戸時代は壮麗な大手門が隣接しており、復元計画も無いことは無いのですが、バスなどが通るメインストリートになってしまっているため、交通の面から厳しいようです。
さて、バスに乗って仙台駅に戻り(しかし、バスは定刻に来ないわ、スピードはノロノロだわ・・・)、417系による快速「仙台シティラビット」に乗車。
私は土日きっぷを持っているので、新幹線も乗り放題なのですが、青春18切符を持つ友人に付き合って、わざわざ在来線で福島へ。
しかし、福島は見事なぐらい駅前が閑散としており(県庁所在地なのに大丈夫か?)、面白くないので、さらに郡山まで足を伸ばします。ここで磐越西線の455系を撮影。マスコットキャラクターの「あかべぇ」を友人は可愛い〜、と非常に気に入ってしまいました。たしかに、妙な魅力(?)がありますね。
ここで夕食を済ませて、最後に磐越西線の485系快速「あいづライナー」を撮影し、さすがに本日のイベントは終了。
私は新幹線に乗車し、大宮から埼京線、武蔵野線、中央線経由で日野に戻りましたとさ。
終わってみれば、久しぶりに鉄道写真を大量撮影。鉄分補給、大満足の仙台旅行でございました。
もっとも最大の収穫は、多賀城が意外に広かったことを実感できたこと。歩きながら、かつての姿を推定してみるのも、なかなか面白いものです。是非皆さんも、かつての東北の中心をたずねてみてくだされ。