2009年7月19日 大阪・神戸を観光する

○7月19日(日)


 何だかんだで忙しかった帰省も終わり、自宅へ帰還することに。というわけで何度も撮影していますが、お別れに呉線の115系と可部線の105系との組み合わせを撮影。

 そして新幹線ホームへ移動し、九州新幹線全通後の動向が注目される700系「ひかりレールスター」を撮影。

 JR西日本では珍しい300系「こだま」(岡山行き)。

 そして・・・あれ?こんなところに。そうです、真っ直ぐ家には帰らず、氷川副所長と広島で合流して、現在は大阪・神戸へ来ております。

 ちょっと見てない間に、大阪駅の新駅ビルもここまで完成していました。

 さらに阪急に乗って池田駅へ。

 少しだけ撮影してみますが・・・蒸し暑くて途中でやめてしまいました。

 そして桜乃所員とも合流して池田駅近くのインスタントラーメン発明記念館へ。まずはカップヌードルの台座に乗るという不思議な銅像が目に入ってきます。どうやらインスタントラーメンを開発した安藤百福氏の銅像だそうで、中曽根元総理が昨年に碑文を書いていました。

 館内ではこれまで発売されたインスタントラーメンを中心とする日清食品のインスタント食品容器がずらり。時代順に並んでいるので、その変遷がよく解ります。

 館内に再現された、安藤百福が大阪府池田市の自宅裏庭に建てた小さな小屋。ここで1958年8月25日、インスタントラーメンが生まれたそうです。

 あとは桜乃所員の新居で色々と音楽の話などして過ごします。何しろ暑い、とても外を観光する気になれない、ここのところ体力減少気味の所長でした。そして夜は氷川副所長と神戸へ向かい、大阪駅では福知山線の113系を撮影。・・・と、洪水のような大雨に見舞われ、必死の思いで宿に着いた所長一行でございました。明日は神戸を観光しますが、さてどうなることでしょうか。

○7月20日(月)


 遊んでばかりの所長、本日は三ノ宮駅からスタートです。天気も悪くなく、直射日光も差していないので有難い有難い・・・。

 氷川副所長にお許しをいただき、ちょっと鉄道の撮影。後ほど合流した桜乃所員に「まだ撮影するものがあるのか?」と言われ、たしかに「その通り」ではありますが、旅行に来れば撮影したくなるものでして・・・。というわけで、まずは特急「スーパーはくと」。

 223系+221系の併結編成。

 321系。

 EF65 1000番台国鉄色による貨物列車。来ると思ってなかったので、あわててカメラを構えたら・・・的な写真。う〜ん、残念。

 そして目的のキハ181系特急「はまかぜ」。マニア的には貫禄のある車両ですが、鉄道に興味のない友人たちには「もう限界って感じだね・・・」とのこと。というわけで、まもなく新型車両に置き換わることが決定しているので、しっかりと記録しておきます。出来れば乗車したいものですが・・・。

 鉄道の撮影はいったん終了。元町駅の北側にある兵庫県公館へ。何とも立派なこの近代建築は、1902(明治35)年に4代目の兵庫県庁舎として建てられたもの。戦災で内部は焼失していますが、外観は建築当時のままで、神戸の歴史を見続けています。

 さらにそこから北へ、相楽園という日本庭園へ。既にデューク所員の写真で弊サイトで紹介済みですが、我々は初めての訪問。園内に入ると、いきなりソテツが出迎えてくれる不思議な日本庭園です。当時の人たちからも、蘇鉄園と呼ばれていたそうで。

 やはり戦災によって多くの建物を失っていますが、こちらの旧小寺家厩舎は相楽園の所有者であった元神戸市長の小寺謙吉氏が1910(明治43)年ごろに、ここに建てたもの。国の重要文化財に指定されています。それにしても、不思議な日本庭園・・・。

 こちらは移築されたもので、1902(明治35)年に建築された旧ハッサム住宅という神戸らしい洋館。。国の重要文化財に指定されています。・・・が、やはり日本庭園としては不思議な感じです。まあ、そういう雰囲気って個人的には好きですけどね。

 もちろん日本庭園としても超一級。1941(昭和16)年に神戸市へ寄贈されて以降、多くの人たちに親しまれています。

 続いてタクシーで神戸市水の科学博物館へ。こうした水道関係の施設って、意外と戦前に建てられた洋風建築が多いのですが、こちらもその1つで、元々は1917(大正6)年に建てられた奥平野浄水場旧急速濾過場上屋というもの。実に美しい建物で、ウットリしますし、当時の人たちの水道事業への意気込みが感じられます。
 展示内容は比較的子供向けではありますが、歯を磨くときに蛇口を空けたままにしておくと、どれだけの水が無駄になるかを体感できたりするなど、大人でも色々と考えさせられるものでした。

 さらにタクシーでメリケンパークへ。私は何度か来ていますが、適当に素通りしてばかりで、じっくりと見るの初めて。すると意外と見るべきものが色々あります。まずは、こちら。阪神・淡路大震災での被災状況を保存したモニュメント。この破壊具合・・・大地震の恐ろしさがよく解ります。

 1991年にスペインで復元された帆船「サンタ・マリア号」。コロンブスがアメリカ大陸へ到達したときに使われた帆船を復元したもので、なんと1991年7月13日にバルセロナ港を出航し、1992年に4月28日に神戸港まで到達。ある意味、コロンブスが実際には果たせなかった夢を実現したわけですね。こうして、神戸港で保存されていますが・・・草が生えている部分もあり、半ば難破船の雰囲気も。何だか勿体無いです。

 現代の船も展示。こちらは1994年に川崎重工が国家プロジェクトにより建造した超高速船テクノスーパーライナーの実海域模型船「疾風」(はやて)。

 1992年6月16日に世界初の航行に成功した超電導電磁推進船「ヤマト1」。名前がすごいですね。超電導、さらに電磁とくればコンバトラーVなどアニメの世界みたいです。船の進行方向へ直角に磁場を発生して・・・え〜っと、直角に電流を流すと船尾方向にが働き云々で、スクリューが無いのが特徴だそうですが、で、これって最近の船に技術は何か応用されたのでしょうか??

 そしてこれらの船のそばにあるカワサキワールドへ。川崎重工の様々な製品の歴史を実物とともに堪能できる場所で、特にバイク好きには最高ではないでしょうか。秋葉原にあった交通博物館からやってきたバイク(メグロ ジュニアS2)もありました。

 鉄道好きには見逃せないのが0系新幹線。半分に車体が切断されていますが、このぐらいの長さなら往時を偲ぶことが十分に可能です。そして、JR西日本仕様である窓下に1本ラインが入ったリニューアル車としては唯一の保存例です。ぜひ、末永く展示してほしいものですね。

 車内の様子。懐かしい!・・・と言いたかったものの、昨年まで何度も何度も乗っていたばかりなので、むしろ「何でこんなところにいるんだ?」的な感じです。しかし、初代新幹線を1編成も動態保存しないというのは勿体無い・・・。まあ、30年後、40年後に「昔の車両を復元しよう」的なプロジェクトが起こることを期待しています。

 川崎バートルKV−107U型ヘリコプターの川崎重工社用機「美濃」。1959(昭和34)年にボーイング社からライセンス製造権を取得したヘリコプターで、消防や警察、人員輸送など様々な用途で活躍しました。

 おなじみポートタワー。無料開放されていましたが、おかげで人が多かった上に、しかも周りのマンションの方が背が高いので、どうも登る気になれず、また今回も見送り。

 その近くでは神戸市交通局のボンネットバスが展示。ごっつい感じが渋くて素敵ですねえ。

 水産庁の「白鷺」。一般公開されており、水産庁の船の中って気になりましたけど、たまたま我々が来たときは1時間の公開休憩時間に入っていたため断念。しかし、ここのところ色々な人のおかげで、少し船も気になりだしましたよ。危ない危ない・・・(笑)。

 最後に神戸の南京街をちょっとだけ見学し、「和食」を近くの商店街にある少し高級そうな店で食べて解散としました。ただし、私の鉄活動は続きます。関西に来たなら引退のときが刻々と迫る「アレ」を撮影せねば・・・。

 というわけで一気に京都にまでやってきました。見事に爆睡してしまい、気がつけば京都駅、本当は吹田操車場跡地の状況とかも確認したかったのですが・・・。まあ、気を取り直して、まずは奈良線の103系を撮影。

 湖西線の113系。8両編成の一部が湘南色という、相変わらずJR西日本らしい不思議な編成です。221系などに統一されたら、こんな面白い編成もなくなってしまうんでしょうね。

 山陰本線の183系特急「たんば」。鉄道掲示板で国鉄色が混じった編成も見られる・・・とあったので期待して行ったのですが、そんな幸運はありませんでした。

 いつの間にか数を減らしている山陰本線の113系。いつまでいるか解りませんので、しっかりと撮影。たまには二条駅など、別の場所でも撮影してみたいものです。

 さらに681系試作車である1000番台を発見。もちろん撮影させていただきました。それにしても、JR西日本の681系や683系は車内はすごく綺麗なのですが、外観は色あせていたり、汚れていたりと残念な状態が多い・・・。前面のグレー、塗ってあげたいなあ。

 そして山科駅へ移動。223系をとりあえず撮影。

 さらに113系オール湘南色。と、突然周りに同業者(鉄道ファン)がものすごい人数集まってきました。

 そう、私を含めた大勢の目当ては485系特急「雷鳥」。別に初めての撮影ではありませんが、何度撮影しても素晴らしい雰囲気に酔いしれさせてくださいませ。

 A2編成だったので、反対側は簡易先頭車化改造された特徴的な先頭車。初めて撮影することが出来ました。
 ・・・で、すぐに反対方向からも485系特急「雷鳥」がやってきますが、何故か私以外はノーマーク。・・・はて?
 ともあれA5編成を撮影です。

 山科駅を通過していきます。

 最後に京都駅にてA6編成による特急「雷鳥」と117系国鉄色の並びを撮影。これを持ちまして、所長の夏休み第1弾は終わり。次の大きな旅行は、8月8日〜10日の関西・四国旅行です。・・・また関西に行くんかい!(苦笑)

↑ PAGE TOP