2009年10月3日 折尾駅を見ながら下関散策へ
この日は羽田空港第2ターミナルからスタート。
お気に入りなのが、第2ターミナル出発ゲートラウンジ内にある「ねんりん家カフェ」。温かいバームクーヘンをいただけるのが特徴で、とにかく柔らかく香りが良いのは最高!!
そして到着したのが博多駅。東京からだと、下手な場所よりも福岡県のほうが非常に近い。飛行機の威力、恐るべしです。そして博多駅の工事はここまで進んでおりました。どんな感じに生まれ変わるのか、楽しみですね。
続いて何となくJR九州の列車を撮影すべく、デュークさんのページで紹介されていた竹下駅へ。
まずは787系特急「リレーつばめ」。
こちらは特急「ゆふいんの森」。
ここで偶然にもkajiboohさんからメールが入り、竹下駅で撮影していますと返信したところ、偶然にもすぐ近くを仕事で外回り中とのこと。ちょっとの間でしたが、談笑しながら貨物列車を撮影させていただきました。kajiboohさんとは、翌日の岩国でご一緒させていただきます。
そして今回福岡県に上陸した目的の1つである、JR折尾駅へ。
3回目の訪問ですが、近いうちに(一部は保存かレプリカになった上で)取り壊されるとのこと。あまり注目されていませんが、門司港駅と同じ世代のレトロ駅舎と、レトロなホーム、そして日本初の立体交差ホームを堪能すべく、本格的に撮影することにしました。博多駅より特急「ソニック」に乗って到着。
筑豊本線(福北ゆたか線・若松線)ホームと、後方を横断するのが鹿児島本線の高架ホーム。
時代を感じさせるトイレ周辺。
そして歩道橋より駅舎を撮影。
場所を変えて、今度は堀川側から撮影。
こちらは駅舎内部。
駅ホーム内のレンガ通路。ほかにも大量に撮影しましたが、これについては後日ご紹介します。
そして小倉駅へ行き、下関へ向かいます。
駅前に到着したところ、ロンドンバスが停車中。下関市役所によりますと、JR下関駅から、レトロ建築が残る「唐戸」と壇之浦古戦場を望む「御裳川(みもすそ川)」を経由し、関門海峡沿いを城下町長府を結んでいるのだとか。レトロ地区は解りますが、城下町の長府にロンドンバス・・・?と、突っ込んではいけませんね。
面白い観光振興であるのは間違いなく、また実際に良い目の保養になりました。
駅舎が焼失してから再建する気配の無い下関駅。とにかく少数の例外を除けば、地方の駅舎に関しては、やる気が全く感じられないJR西日本。10年後、20年後も、こんな感じのままのような気がします。
その意味では、JR西日本が「高速道路1000円が経営に・・・」なんて言うのは、個人的には笑い話に近いわけで、地域の顔となる商業施設でもいいですし、旅情を誘うような雰囲気の良い駅でもいいですし、攻めの経営に転じないものでしょうか。
そして唐戸地区へ。手前のレトロ建築が旧秋田商会ビル、奥が下関南部町郵便局(国内最古の現役郵便局)。ここで母親と妹と合流します。
向かった先が、今回初めての訪問となる唐戸市場。
御覧ください、この雰囲気! 所狭しと、寿司や鮮魚を売っております。もちろん寿司を買いましたが、本当にネタが分厚くて、シャリからはみ出しているものが多数。非常に美味でございました。また、下関なのでフグのから揚げなども多数売ってます。
続きまして、そのすぐ近くにある「しものせき水族館 海響館」へ。
新江ノ島水族館などと比べると、多少は規模の面で見劣りしますが、非常に凝った水族館で、写真では解りにくいですけど、関門海峡潮流水槽は圧巻。関門海峡の環境を再現すべく、世界で初めて水槽の中に渦を起こしています。そして、御覧のように本当に関門海峡の景色をバックに、一体化しています。
こちらはフエダイ。
下関らしく、トラフグも展示。
ホースシューレザージャケット。体の色もすごいですが、名前もすごい・・・。
こちらはモヨウフグ。とにかくフグに関する展示が超絶に充実しています。
マンボウ!
・・・で、でけぇ。そして、なんとも不思議な体つき。
一方、すごく小さなメコンフグ。
この日はアシカのアクアシアターが開催されており、カリフォルニアアシカによるショーが開催。コミカルな動きがすごく・・・。
こんな動きや・・・。
こんな動きも・・・。そして、出番の無いイルカが、とにかく出番をほしがっているのが面白い。
勝手にステージに上がってくる始末・・・。
最後の最後で、ちょっとだけこんなシーンを共演してました。
終わりに、下関駅の近くに「白石正一郎」邸跡の文字が見えたので訪問。白石正一郎は幕末、高杉晋作率いる奇兵隊を、資金面でとことん支えた豪商です。それにしても、なんか周辺が薄暗くて不気味な感じ・・・。さっさと退散することにしました。
○10月3日(土)*おまけ
ちょっと宣伝、というわけで9月〜10月に発売される裏辺研究所写真協力の本について。
上左から順番に朝日新聞出版の週刊「歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR」12 函館本線 江差線・海峡線にて、1枚だけデュークさんの789系の写真が使用。また、同じく13 北陸本線では私が撮影した、歴代「雷鳥」の並びの写真が1枚使用されています。まあ、この2冊は少しだけの活躍ですが・・・。
一方で彩図社の「日本の名城 99の謎」は3分の1以上の写真が私の撮影(鳥取城の写真だけはデュークさん)。さらに東京書籍の鉄道手帳「東日本編」「西日本編」(監修:今尾恵介)は、写真がものすごい量なのが特徴ですが、やはり3分の1ぐらいは私、デュークさん、グロッグフロッグさん、リンさんの写真で占められています。
いずれも内容が非常に面白い本ですので、書店やコンビニに並びましたら、是非お手に取ってください。
さて・・・これから福岡県、山口県に出かけてまいります。