2009年12月30日 100兆ジンバブエドルと189系「あずさ」
ネタとしてはこっちの方が面白いので、行った順番とは異なりますが中野ブロードウェイの話から。
今日は(・・・というより”今日も”に近くなってきましたけど)、「TOMOの鉄日誌」のTOMOさん、及び与太郎さん(このサイト上でのハンドルネーム)と共に中野ブロードウェイへ。JR中野駅から中野サンモール商店街を通って突き当りが、この中野ブロードウェイ。1966(昭和41)年に再開発されて誕生した地下3階、地上10階建て、5階から上は住宅という複合施設。ここのところ、色々とマニアックな店が多いという話はTVでよく取り上げられており、一度行ってみたいと思っていました。
1階と地下1階は、西友など一般的なチェーン店も多数入居する普通の商店街。「なんだ、こんなものか?」と思っていましたら。
2階から上が、一気に秋葉原級のマニアックな空間。ていうか、マニアックなもの欲しければ、店が分散している秋葉原よりも、こっちの方がまとまっていて買いやすい。大昔のフィギュアやマンガグッズまで取り揃えた「まんだらけ」を中心に、各分野のマニア御用達の店がズラリ。さて、この写真に写っております野崎コイン。この店先を通ったときに私と与太郎さんが、あまりの衝撃に思わず声を上げたのが・・・。
100兆ジンバブエドル!!
先日放送した、「うらけんラジオ」でもネタとして取り上げて、氷川副所長と笑いあっておりましたが、まさか本物と対面できるとは。
しかもその隣には、ユーゴスラヴィアのインフレ札だった、5000億ディナラ! ここで通常なら、笑いあって通過するのが正しいのでしょう。しかし、私と与太郎さんはハイテンションのまま、何のためらいも無く即決で購入。TOMOさんは、「2009年最大のコンビ誕生だ」みたいなことを言ってましたが、100兆ジンバブエドルですよ! この素敵な出会い、解ってくれないかなあ。年末にして、今年最大級のネタだったと思います。
では、改めて100兆ジンバブエドルを堪能しましょう。ご覧ください、この0の数を。数えるだけでも大変です。英語を見ても、ワンハンドレッド「トリオン」なんて単位、初めて見ましたよ。ギャグとしか思えないお札ですが、ドイツの会社が刷っているらしく、外見的に非常に綺麗で、偽造防止もきちんと対応しているのには、ちょっと感動。
ところでラジオを聴いていない方は、ジンバブエってどこ? そもそもこれって何で発行されたの? と疑問でしょうから解説しておきますと、ジンバブエは南アフリカ共和国の北東に位置する、ロバート・ムガベ大統領率いる独裁国家。経済政策の失敗から、特に2005年から紙幣の価値が信じられない状態で乱高下しておりまして、2009年1月16日に10兆 (10trillion)、20兆 (20trillion)、50兆 (50trillion)、100兆 (100trillion) ドル紙幣が発行されたとか。
裏面がこちら。で、2月2日になると12桁のデノミネーションが行われ、1、5、10、20、50、100、500ドル紙幣が発行。これによって、100兆ジンバブエドル札は6月30日に無効となったそうです。2000円で購入しましたけど、当時、その価値もあったか・・・。
ちなみに銀行の頭取を筆頭に、銀行関係者がネタとして購入していくそうです。なお、所長撮影雑記の写真は転載可能ですので、もし使いたい方がいれば、引用元は明記の上で、どうぞ転載してください。
続きまして、100兆ジンバブエドルの前ではインパクトが無いですけど、旧ユーゴスラビアの5000億ディナラ。
こっちについては詳細は解りませんが、1993年と書いているから、その頃のものでしょう。たしかに翌年、ハイパーインフレに見舞われましたので、そのために準備していたものではないかと思います。しかし真面目なお話、日本もアホみたいに国債を増発している状態が続けば、とうとう国債の買い手がいなくなった30年、40年先に禁断の政策に手を出し、ここまで酷くないにしても、インフレで1000万円札ぐらいは登場するのでは?と危惧したり・・・。
そして地下1階にて、与太郎さんが「アイス食べよう」と言って紹介してくれたのが、こちら。8種類の味が楽しめるソフトクリーム。この半端じゃない量でありながら、コーンの中にもソフトクリームはしっかり入っています。TOMOさんは普通のソフトクリームを食べていましたが、私はネタを得る上で食べるしかないでしょう。与太郎さんは嬉しそうに食べていました。
これで390円なんだから、お得です。・・・という次元の問題ではなく、美味しくいただけるのは3段目ぐらいがせいぜいで、あとは溶け出すソフトクリーム、感覚が麻痺した舌、寒さでゴロゴロと鳴り出す腹との、壮絶な戦いが発生します。またもTOMOさんは、「2009年最大のコンビ誕生だ」みたいなことを言って、写真撮ってメールで回覧していましたが、それどころじゃありません。
ていうか、最後のほうは3種の味を一度に楽しんで、コーンの外にはみ出している部分を食べないと、ポタポタと手に落ちてくる。おかげで抹茶風味のチョコ風味の普通のソフトクリームの味と言う、新鮮な体験をさせていただきました。二度と食べることは無いでしょう。そして案の定、中野駅でトイレに直行しました。
いやはや、無茶苦茶な年末を迎えておりますが、ここからが今日出撃した本来の趣旨。いや、後半戦の内容で正直、前半戦の話はどうでもいいネタにさえ見えますが、ともあれJR中央線で、183系国鉄色による特急「あずさ」と、189系あさま色による特急「あずさ」が臨時で運転されるため、これを撮りに行こうという話。まずは三鷹駅にて、新宿駅への送り込み回送を撮影します。
そして西荻窪駅でTOMOさんと合流し、他に誰も撮影者がいない中で撮影開始。こちらは東京メトロ東西線の05系初期車。意外にも置き換えが迫ってきております。もう、そんな時代なんですね・・・。
こちらは中央・総武線各駅停車のE231系900番台。
そしてE257系特急「あずさ」がやってきて・・・。
その続行で、183系特急「あずさ」がやってきました。しかし、「特急」表示は味気なくて残念・・・。
続きまして、個人的には初めて撮影できた07系東西線。何故か撮影する機会に恵まれなかったので、ようやくでした。
こちらは209系500番台(ミツ516編成)。京浜東北線にてウラ80編成としての活躍から、中央・総武線へ戻ってきたばかりで、お陰でピカピカな状態でした。やはり、特に前面は綺麗にお手入れをしていただきたいものです。
東京メトロ直通用のE231系800番台。
そして189系あさま色の回送。
中央線(快速)のE231系。201系はお休みだったのか、全く見ることはありませんでした。
そして189系特急「あずさ」。やはり、このトレインマークじゃないと・・・。それにしても、本来の「あずさ」色の編成は、この運用に就くことが殆ど無く、「あさま」色の編成が多客期に活躍するってのは面白いですね。 さて、この後に後半戦がスタート。与太郎さんとも合流し、中野ブロードウェイへ向かいます。
○おまけ:12月29日(火)
年末年始、妹が山口県から遊びに来るため、羽田空港第2ターミナルビルへ祖母とお出迎え。普段は早朝に搭乗し、夜遅く周りに目もくれず離脱する空港でありますが、到着ロビーの近くに、こんな素晴らしい絵が展示されていたんですね。千住博さんの「朝の湖畔」というもので、幻想的かつ、木々が非常に立体的に描かれています。あまりの美しさに、すっかり気に入ってしまいました。
こちらは前から存じていましたが、展望デッキ近くにある千住博さんの「MOON」という牛のオブジェ。青い牛・・・。
こちらも千住博さんの・・・ではないですね。何だかしょっちゅう見ているような気がする全日空のポケモンジェット。これじゃなくて、旧塗装の機体が目当てだったのですが、そう簡単に見られるものではなさそうです。
何気なく撮っただけの1枚でしたが、家で見ていたら赤い羽根が描かれていることを発見。面白い!
羽田空港からの帰路は、京浜急行の青い600形にお世話になります。今更ですが、先頭車の運転台後ろに、運転台方向を向いた座席が設置され、展望席のようになっているんですね、面白い。
昼食は新宿にある東京麺通団 http://www.mentsu-dan.com/shop/shop_tokyo.html で久しぶりに本場の「讃岐うどん」を食べて大満足。で、駅舎図鑑用も兼ねて新宿駅を撮ってみると、小田急百貨店の隣にユニクロが。こんなところにあったか?と思って調べてみると、2009年4月にオープンした、都内最大級の店舗だとか。この不況下でも賑わっていて、本当に景気がいい企業・・・。
そういえばここ、前は「さくらや」という電器店でしたね。