2010年4月24日 東武伊勢崎線と京成電鉄を撮影する
○4月24日(土)
与太郎さんに誘われて、東京都墨田区にある押上駅へ。押上駅は都営地下鉄浅草線〜京成電鉄押上線と、東京メトロ半蔵門線〜東武鉄道伊勢崎線が接続する交通の要所で、ご覧のとおり東京スカイツリーの最寄駅の1つです。今年に入ってから、突如として何回も見ていますが、相変わらずデカイ・・・。
ちなみに押上駅交番前の橋から東京スカイツリーの写真を撮影していましたら、
「こちらが京成電鉄の本社です」
と、写真の建物を紹介されます。
「え、あの大手私鉄の本社がコレですか?」
「中学校の校舎みたいでしょ?」
大手私鉄と言えど、なかなか経営状態が厳しいがゆえの事情のようですが、さすがに老朽化はいかんともしがたく、千葉県市川市の京成八幡駅前に2013(平成25)年に移転するそうです。跡地開発でも資金の目処が付くんでしょうね。
さて、近くの踏切にて東武伊勢崎線を撮影。こちらは200系。
こちらは10030系。
30000系と東京スカイツリーを絡めて撮影。
おなじみ100系スペーシア。う〜ん、相変わらず強烈なインパクトのあるデザインです。
そして300系特急「しもつけ」。トレインマークがあると、列車名の判別が容易で有り難いです。
30000系。東武の車両の中では意外と一番好きかも・・・。これと言って特色のあるスタイルではないですが、顔が一番整っており、車内も非常に明るくて素晴らしい車両です。
さて、先ほどの300系は近くの留置線に引き上げ、車両清掃をした上で浅草駅に戻っていきました。
所長撮影雑記だと写真を絞っていますので車両バリエーション豊かな路線に見えますが、列車本数から考えると、しばらく撮影をしていると、基本的に10000系か30000系か・・・の状態の伊勢崎線。300系でも随分興奮しましたが、ようやく6000系がやってきました。
そして本日の目的であった300系特急「ゆのさと」。本日のみ「スカイツリートレイン」ヘッドマークが取りつけられています。シール対応なのは構わないとして、う、う〜ん、色が薄すぎて・・・微妙・・・。そもそも、車両も装飾があるような事前情報でしたが、これと言って何も変化ありませんでした。まあ私は300系の撮影が本日が初めてだったので、全く問題ありませんでしたが。
さて、引き続き東武博物館へ。リニューアル後の訪問は初めてで、まずは屋外展示から鑑賞。こちらは1720系。東武を代表する名車であるだけに、相変わらず前半部のみ保存なのはちょっと悲しい・・・。
東武日光軌道線200形。
それから、道路を隔てて向かい側に保存されているB1形6号蒸気機関車。
それでは中に入ってみましょう。まず、博物館リニューアル後も販売が継続されていた、怪しげな模型。どんな私鉄でも、国鉄103系か113系の塗り替えだけで対応してしまうという、なんとも手抜きな製品です。
なぜか583系は赤・・・。実車でやれば、意外と似合うでしょうか?
こちらも・・・。ちなみに、新製品も登場しているようで、右に写っている東海道線E231系は、前面のみ新規製作、側面は103系という荒業を使っていました。これでトミーテックの鉄道コレクションと大して値段が変わらないのですから、驚き♪
なぜか以前から展示してあるドイツの鉄道模型ジオラマ。
バラエティ豊かなドイツの車両。東武5700系、東武100系に、TGVとユーロスター・・・。あれ?ドイツ本国の車両は?
新規収蔵品のトキ1形無蓋貨車。廃車後、3分の1にカットされて重量測定用に杉戸工場(当時)で使用されていたため、現役当時とは長さが異なっています。まさにBトレインショーティー。
新規収蔵品の下野電気鉄道(現・東武鬼怒川線)デハ103号の台車。のちに銚子電鉄デハ101の台車として再利用されていたものを、廃車後に譲り受けたものです。
そしてリニューアル後の目玉展示、5700系5701号電車。先頭部が登場時の愛称「ネコひげ」の姿に復元され、見事な姿によみがえりました。
同じくリニューアル後の目玉展示、ED101形101号電気機関車。東武鉄道初の電気機関車で、近江鉄道で残存していたものを譲り受けたものです。これによって、東武鉄道開業時の蒸気機関車、東武鉄道初の電気機関車、東武鉄道初の電車が揃う博物館となり、より価値が高まったと言うものです。
さて、今度は歩いて京成曳舟駅へ。京成の3300形リバイバルカラーを求めて、北総鉄道(千葉ニュータウン鉄道)9000形に乗車します。
そして京成津田沼駅へ。新京成電鉄の8000形リバイバルカラーがいたので、後ろを撮影。
しばらく運用を眺めていて、どうやら本日の京成千葉線で運用されている3300形は赤電のみであることが判明。こちらは以前に撮影したことがあったので、京成津田沼駅近くの踏切より、停泊中の3300形ファイアーオレンジ編成と・・・。
車庫の中でお休み中の3300形青電を撮影。まあ、一応目的は達成・・・でしょうか??
そして京成津田沼駅からJRの津田沼駅へ徒歩で移動(微妙に遠かった)。南口はユザワヤ(・・・の鉄道模型売り場)、アニメイト、中古鉄道模型ポポンデッタという、我々3人を見事に誘惑する店が3つ・・・。幸い、個人的に衝動買いしたくなる製品が無かったので散財は防げました。
鉄道模型も、旅行にこれだけ行くような状態でなければ、もう少しコレクションしたい気持ちはあるのですが・・・。
ここで与太郎さんが疲労により離脱。私は引き続きグロッグフロッグさんと共に幕張本郷駅へ。近くの陸橋から幕張車両センターを撮影します。113系がここから消える日も近いですね。
強引ですが、211系、113系、E217系の並び。これで209系も並んでいれば、房総の普通車両勢ぞろいだったのですが、さすがにそれは望みすぎでした。さて、本来はここで帰宅する予定でしたが、グロッグフロッグさんが京成千原線の終点まで行くとのことで、私も同行させてもらうことにしました。
幕張本郷駅から京成千葉線に乗り換えて千葉中央駅へ。上写真は新京成電鉄の8800形。では、後続の列車で京成千原線の全線完乗を目指します。
ここで並走するJR線を見たところ、113系湘南色が!
内房線の上総湊駅に行くようで、この折り返しを撮影するような時間は無さそう。実はこれを撮影するのも本日の目的でしたので、京成の車内から本千葉駅に停車中の姿を撮影しました。う〜ん、青電に引き続き微妙な形で目的を達成。
さて、この京成千原線は元々は千葉急行電鉄が開業させた路線で、ご覧のように複線用地が確保されているのが特徴。しかし、現在は4両編成の電車が単線で運転されているだけ。そもそも乗客数が伸び悩み破綻して京成に譲渡されたぐらいの路線なので、目標が達成するのは遥か先になりそうです。
そして終点の「ちはら台」駅に間もなく到着。
終着駅の雰囲気を・・・と思いきや、路線自体はもう少し先まであるため、あまり趣の無い写真しか撮影できません。ちなみに、元々は小湊鉄道の海士有木駅までの路線になるはずだったのですが、それも・・・無理そうですね。
さて、ちはら台駅の隣の「おゆみ野駅」。立派な駅なのですが、1番線は線路すら敷設されていない状態。このまま片側だけ廃墟と化していくのでしょうか・・・??
大森台駅で対向列車としてやってきた3300形赤電塗装を待ち合わせ。運転台ごしでの撮影でしたが、なかなか悪くは無い雰囲気に撮影できました。
そして京成津田沼駅に到着すると、3300形が上野行きに充当されていました。リバイバルカラーじゃなくとも引退が近いので、もちろん撮影させていただきます。
そして私は総武線に乗り換えるため、京成船橋駅でグロッグフロッグさんとお別れ。折角なので、後続の列車でやってきた先ほどの3300形を撮影し、本日の撮影を終了いたしました。与太郎さん、朝早くから有難うございました。