2010年5月23日 小湊鉄道と久留里線をつまみ食いの裏辺研究所オフ会


 そのうち裏辺研究所のスタッフや関係者を集めた大規模なオフ会をやりたいですね、と所員から話があったのが4月24日のこと。ちょうど京成千原線に乗車する中での提案でしたが、その瞬間は話半分に聞いていた所長は、その日の晩になると「・・・よし、やってみるか」と軽い気持ちでオフ会開催を決定。 というわけで、主に関東在住の鉄道関連のスタッフを中心にメールを送りまくり、日程調整の結果、なんとか開催にこぎつけることになりました。
 特別ゲストには「モハようございます」の著書をはじめ、ドラマの脚本や雑誌の執筆などで幅広く活躍する吉田一紀さんをお招きし、集合場所の東京駅では鉄道アーティストの小倉沙耶さんに見送りをいただくという、何とも有難いオフ会のスタートとなりました。ちなみに小倉さんは前日、折りたたみ自転車で廃線跡巡りをしていたとのこと。たしかに、鉄道と自転車の機動力を組み合わせると、行動範囲はかなり広がりますね。 さて、昼の部と夜の部の2部構成で企画しました裏辺研究所オフ会。昼の部は私、吉田さん、ゼニガタさん、さく電さん、ロクマルサンさん、鯛風雲さん、吉田さん経由で参加してくださった一般の方2名。 夜の部はデュークさん、daikitiさん、与太郎さん、TOMOさん、8mukoさんが加わり、鯛風雲さんと一般の方2名はお帰りになられる、というメンバー構成です。これほど多くの方々に参加していただき、本当に感謝しております。

昼の部は千葉経由で五井駅へ。事務所に申請すれば、隣接する小湊鉄道の五井機関区にある蒸気機関車の見学が可能ということで、まずはここから見に行くことにしました。もっとも、蒸気機関車よりも先に目に入ってきたのは、キハ5800形。 1914年製の鉄道省デハニ6455をルーツとし、三信鉄道(のち国鉄飯田線)を経て1960年に小湊鉄道入りし、気動車化。車籍上は1997年まで残存し、今もこのように屋根の下で大事に保存されています。

さて、この3両が小湊鉄道で活躍した蒸気機関車3両。右から1号機、2号機 B104号機。

まず1号機、2号機は1924(大正13)年に小湊鉄道が翌年の開業に向け、アメリカのボールドウィーン社から輸入した蒸気機関車。上写真は2号機。

こちらが1号機。両機とも1956(昭和31)年まで活躍しました。

それからB104号機は、1894年にイギリスのベイヤーピーコック社が製造したものを日本鉄道が輸入したもの。宇都宮、千葉で活躍した後、1946年に国鉄から払い下げを受け1950年まで短い期間でしたが活躍しました。

で・・・このまま小湊鉄道に乗るのかと思いきや、連絡通路の上から撮影しただけでJR内房線に戻ります。期待されていた方、スミマセン。

そして引き続き到着したのが木更津駅。幕張車両センター木更津派出に停泊中の、久留里線の気動車群にDE10形です。お目当ては国鉄色に戻されたキハ30形ですが、ここから見る限り、少なくとも3両中2両がお休み中。

我々が乗る列車は、キハ38形による2両編成。これも全国的に見れば、ここでしか見られない貴重な車両ですので、堪能することにしましょう。

馬来田駅の様子。雨が残念です・・・。

そしてこの列車の終点である久留里駅に到着。しばらく駅の雰囲気を堪能・・・、いえいえ、トンでもございません。終点の上総亀山へ向かう列車は1時間後ですので、これに乗ってしまうと、夜の部の集合時間に間に合いません。というわけで。 ・・・なんと僅か5分で、今乗った列車に乗って引き返していきます。唖然とされた方も多かったと思います。本当に申し訳ありません。

その代わりといっては恐縮ですが、列車の行き違いが行われる横田駅では、国鉄色のキハ30形との並びの撮影に成功。目的の1つでしたので、良かった良かった。

木更津駅に戻ると113系が停車中。撮影はしましたが、我々が乗る列車はE217系でした。

そして再び五井駅へ。本来は別のネタに走ろうと思っていましたが、やはり小湊鉄道が気になったので、急遽乗ることにしました。ここまで時間に追われていましたが、ようやく接続時間にも余裕たっぷり。ゆったりとした旅行になります。

もちろん終点まで乗車していると夜の部に間に合いませんので、途中の馬立駅で下車。小湊鉄道ではよく見られるタイプの木造の駅舎で、非常に風情があります。

今度はゆっくり駅を堪能した後、反対方向から来た列車に乗って五井駅に戻ります。ローカルなムードがたまりません。

ちなみに我々が乗った車両は、五井駅で増結して2両となり、また出発していきます。こういう連結シーン、なぜか気になるもので・・・。

そして五井駅から特急「さざなみ」に乗って、吉田さん、ゼニガタさん、ロクマルサンさんと座席を向かい合わせ、吉田さんとビールを飲みながら東京駅へ(吉田さん、手が震えるサインを出して周りの笑いを取っておられました)。 酒はだいぶ強くなったはずなのですが、疲れているときはビール一杯でもかなり効きますね。そんなわけで、実はほろ酔い状態で集合場所の新宿駅に到着し、夜の部のオフ会が開催となりました。その結果は・・・飲み会の写真を完全に撮り忘れるほど盛り上がりました。
 参加していただいた方、有難うございました。ゼニガタさんは仕事がお忙しい中、京都からお越しいただき、さらにTOMOさんも京都旅行を早めに切り上げてきていただき本当に感謝しております。また半年〜1年後ぐらいの期間の中で開催したいと思いますので、皆さんよろしくお願い申し上げます。

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