2010年10月9日〜10日 氷川副所長と行く愛知・静岡の旅
三連休になると、山口県に住む氷川副所長と旅行に出かけるのが恒例行事。今回は静岡市のガンダムを見に行きたいという副所長の御希望にお応えし、愛知・静岡旅行とすることにしました。
先に私は名古屋に到着し、前々から気になっていたJR貨物の愛知機関区を見てまいりました。JR稲沢駅に隣接し、ご覧のようにEF64形の宝庫!!こんな場所があったとは・・・もっと早く行くべきでした。
貴重になってきた0番台。EF64 76号機です。
こちらはEF64 59号機。
広島更新色も1両だけいました。EF54 67号機です。この塗り分けが非常に好きなだけに、何とかしっかりとした形で記録してみたいものなのですが、EF64形の場合、あと何両残っているのやら・・・。
DD51 891号機。
EF54 1040号機。
そして偶然にも広島車両所公開のヘッドマークをつけたEF65 115号機を発見。しかも、陸橋の上から難なく撮影できます。そういや、広島車両所公開も今年こそは行ってみたかったのですが、金欠で断念・・・。
DE10 1512号機。
EF66 44号機。
EF64 61号機。その他もいろいろいましたが、このぐらいで。
あいにくの雨でございますが、せっかくなので周辺の史跡も少し巡ってみることに。何か無いかと探しましたところ、駅から10分ほど歩いた場所にある萬徳寺(万徳寺)に、室町時代後期(1500年前後)に建造された多宝搭があるそうな。国の重要文化財に指定されています。
同じく室町時代に建てられた鎮守堂。こちらも国の重要文化財に指定されています。まさか室町時代の建造物を見られるとは・・・。
まだ合流まで時間が合ったので、JR枇杷島駅へ。ちょうど東海事業交通城北線のキハ11形が発車するところだったので、初撮影。窓周りなどのアクセントカラー、色あせなどの関係もあるのでしょうが、意外とオレンジ色というよりベージュに近いような雰囲気なんですね。
例のごとく、相変わらず貨物時刻表を買っていない中、適当に駅で待機しておりましたら、次から次へと貨物列車がやってくる!まずはEF66 35号機・・・。
DD51 889号機がEF200形を従えて運転する貨物列車。
・・・と、ここで117系の快速を撮影し。
DD51形重連による貨物列車が通過。
さらにEF66 128号機による貨物列車。
EF65 1082号機による貨物列車。
さて、名古屋駅に戻ります。当時は見られた武豊線のキハ75系。
683系特急「しらさぎ」。
さすが連休初日ということもあり、383系特急「しなの」は見事な長編成でございます。
313系。
新幹線ホームに行こうとすると、せんとくんに遭遇。
新幹線ホームへ。JR西日本所属の300系を撮影した後、氷川副所長と合流。会ってばかりいるので、とても「お久しぶり」という状況ではないことにお互い苦笑しつつ、次なる目的地へ向かいます。
まずは名古屋市営地下鉄東山線で藤が丘駅へ。そういえば東山線の車両、初めて撮影したような・・・。
そして万博以来となるリニモに乗車!前面展望が良いので、車内からすれ違うリニモが撮影できます。技術もさることながら、デザインが秀逸ですよね。こういうの、都心で走ってくれると未来の乗り物という感じがグッと出ると思うのですが、リニモ沿線は多少ローカルムードが・・・。
もういっちょリニモ。
そして愛・地球博記念公園へ。
万博開催中は大人気で中が見られなかった、サツキとメイの家を見学してきました。当日受付で何ら問題なく、細部まで造りこまれたアニメの風景、そして昭和30年代の生活を堪能しました。
・・・が、だいぶトトロにおける家の設定が頭から忘却しているらしく、「そうそう、こんな感じだった!」という感動が2人とも味わえませんでした。こんど、トトロを見直したら逆に実物通りだと感動しそうですな。
再びリニモに乗車。
そしてリニモに乗って八草駅から愛知環状鉄道に乗り換え。
JR中央線からの直通車両。
接続の悪さに驚きましたが、これで先に進みます。
さらに瀬戸市駅で名鉄瀬戸線に乗り換え
終点の尾張瀬戸駅に到着。
駅前にある瀬戸蔵という複合施設を見学。博物館の中では、旧尾張瀬戸駅や瀬戸線の旧型車両や・・・。
尾張瀬戸駅の再現。
ほかにも再現された瀬戸焼の工房などがあり、とても勉強になります。
圧巻なのは、古代から現代までずらっと並べられた瀬戸焼の数々。だいたい江戸時代ぐらいから、焼物の形が今のような雰囲気になってきていることが感じられますね。それにしても、こいつはスゲエです。
雨と言うことで、観光そのものはこの程度にして、名古屋に戻ります。東急ハンズなどで買い物を少し楽しんだ後、テレビ塔を見上げると雲がかかっていて幻想的な風景に。こういうのを三脚なしで気軽に撮影できるのは本当に有り難いです。
最後に名古屋城の夜景を撮影した後、一泊するとしました。
雨で足元の環境が悪いため、大して歩いていないにもかかわらず、随分と疲れた気がしました。翌日は雨が降らないことを祈って、さっさと寝ればいいはずが、PSPでゲームしてずっと遊んでいたりして・・・。
さて、2日目は新幹線で静岡へ。
あくまで「たまたま」ですが、373系特急「ふじかわ3号」が特別に富士山を描いた幻のトレインマークで運行中とのことで、撮影させていただきました。
絵柄は非常によいのですが、バックがオレンジ色なので、帯の色と被ってしまうのが気になるところ。お蔵入りになったのも、その辺が理由でしょうか。
トレインマークのアップ。
そしてロクマルサン所員と訪問した8月以来、2回目となる静岡のガンダムを見学。先日、全日空の機体に実物大でラッピングされたものを見た時には「あれ?意外とガンダムって小さい?」と思ったのですが、改めて静岡のガンダムを見ると、やっぱりでかい・・・。
逆に言うと、大型の飛行機は更に巨大であると言うことですね。一度、ボーイング747の真下に立ってみたいものです。
氷川副所長も「演出が細かい!」と納得のバックパック。バーニアの角度を左右でずらしているのが心憎い演出。
そして副所長にバンダイの工場の外観を見せた後、目の前にある静岡鉄道長沼駅へ。静岡けいりんラッピング編成を撮影し・・・。
こちらのノーマルな編成に乗って、新静岡駅へ向かいます。
駅前には徳川家康の隠居城として名高い、駿府城があります。久しぶりに訪問し、巽櫓+東御門を撮影。建築物で復元されたのはここだけですが、非常に引き締まった感じでよい風景です。
駿府城は一通り見たことがあるので、駅方向に向かいます、が、その前にやはり久しぶりに静岡県庁(昭和12年建築)と・・・。
静岡市役所(昭和9年建築)を撮影。県庁、市役所が双方とも戦前の建築で、向かい合って建っているというのは極めて珍しいです。それにしても、搭の部分が教会のように豪華ですこと。
続いて静岡駅南口よりバスに乗車して登呂遺跡へ。ちょうど田んぼは稲刈りのシーズンと言った感じで、復元住居や倉庫との組み合わせは弥生時代の風景を思わせる感じ。・・・しかし、背後のマンションなどが一気に現実に引き戻してくれます。
登呂遺跡の博物館はリニューアルオープンされており、ご覧のように非常に豪華な内装と展示になっていました。まあ、遺跡も博物館も、思ったより小さかったな、と所長と副所長の感想でした。
大きさでは吉野ヶ里遺跡が圧倒的ですし、そうでなくとも、最近はこのクラスの復元遺跡や博物館が各地にありますからね。とは言え、一昔前は遺跡の代名詞的存在だった登呂遺跡に初めて行くことができただけでも、ちょっと感動でした。
さて、時間はちょうどお昼の時間。今回の旅の目的はガンダムであっただけに、既にオマケの部分も見終わり、次の予定は全く無し。ならば、「徳川家康が葬られている久能山東照宮を見に行ってもいいですか?」「いいよ」ということで、タクシーにて行ってみることにしました。
こちらも、前々から行ってみたいと思いつつ、距離的に多少遠いこともあって、なかなか訪問する機会に恵まれなかった場所です。
しかし、腹が減っては戦が出来ぬ、ということで神社の鳥居前にある、ちょっと昔っぽい土産屋兼定食屋で、桜えびかき揚げ丼を注文。
・・・こんなデカイ状態で、美味しかったのですが、さすがに途中から飽きが・・・。
さて、久能山東照宮。・・・この頂上らしいです。
いやはや、登るしかないんですよねえ、これ。
そして国指定重要文化財の楼門をくぐると・・・。
ガンプラ(など)が奉納されとる・・・!
そして久能山東照宮の拝殿・本殿と御対面!
赤、黒、金、その他の色が渾然としつつ、重厚な豪華さを出しています。日光東照宮とは違った派手さ(?)ですね。彫刻も凄く細かい。この辺の雰囲気は、韓国の王宮にも通じるデザインですね。日本ではこういう色使いは非常に珍しいと思います。
で、このまま下山すると、またバスの本数の少なさに悩まされそうなので、ロープウェイを使用して、日本平という場所へ移動します。
意外にも、まだ時間が余ったので、静岡駅南口にある「静岡科学館ら・く・る」へ。子供向けの科学施設ですが、体験型の施設が非常に多く、中には大人でも参考になるものも。こちら、竜巻の発生装置。
こちらは、ご覧のとおり「あ・い・う・え・お」を発するときの声帯のメカニズムを視覚で感じるもの。「静岡科学館ら・く・る」は大盛況であり、子供達に理科の面白さを伝えるにはどういうアプローチの方法があるのかを考える上で、大変に参考になりました。いつか裏辺研究所でも、理科系のコンテンツを充実させたいものです。
さて、静岡駅の新幹線口を撮影し・・・。
・・・まだ時間が余ったので(おかしい、今回は様々な場所を「ゆったり」観光しているにもかかわらず、どうして時間が余るんだ?)、喫茶店で一服した後、山口へ帰る氷川副所長とお別れ。
700系も撮影しておきます。
最後に八王子駅で115系を撮影して〆としました。