2010年10月17日 最後の中央線201系と鳥もつ煮を求めて甲府へ


イベント満載の土日。日曜日は私にとって思い入れが深い中央線201系の最後の1編成が松本まで団体列車として運転され、そのまま長野で廃車になるということで、生まれ故郷でもある甲府まで出かけてまいりました。

まずは日野駅を出て、豊田駅を通過し、豊田車両センターにいる201系トップナンバー車の存在を確認。そのうち鉄道博物館入りを狙っているのだとは思うのですが、どうなるのでしょうか。いずれにせよ、当分は中央線の201系を思い出したければ、この区間を通過すればよいわけです。

八王子駅から215系による「ホリデー快速ビューやまなし号」に乗車します。自由席は超満員ですが、指定席は相変わらずガラガラ・・・。

そして、沿線大フィーバー状態。ありとあらゆるところでカメラを構えた方々を見かけたのに驚きつつ、甲府駅に到着します。

201系の到着には1時間ほど時間があったので、武田神社境内から、駅北口に再移築された旧睦沢学校校舎(明治8年築/国指定重要文化財)を見学します。


従来のオバケが出そうな雰囲気から一変し、驚くほど明るく美しい姿に復元されています。



移築前はこんな感じの内装でした。

また現在の武田神社、かつての武田信玄の根拠地である躑躅ヶ崎館跡の復元模型も展示されており、大変に参考になりました。


つづいて甲府城山手御門を見学し・・・。


甲府駅直前の踏切より、常駐機であるEF64 38号機を撮影。


まだ時間があったので、EH200形の単機回送や・・・。

373系特急「ふじかわ」や・・・。

身延線の313系や・・・。


E351系特急「スーパーあずさ」や・・・。

115系を撮影しまして・・・。


目当ての列車である201系がやってまいりました。驚いたことに、前面方向幕を「豊田→松本」と新調していました。

心憎い演出に大興奮。JR職員の方々の作業に心から敬意を表したいと思います。


甲府駅では少々停車するため、その前面方向幕をアップで撮影。最後の最後で、また新しい幕が見られるとは思いもしませんでした。

そして偶然なのかワザとなのか、甲府駅では田町車両センター所属の183・189系と並びます。かつての中央線を代表する僚友が、互いに最後の対面となりました。私自身も生まれた頃から両方に親しんできただけに、さすがにちょっと涙が・・・。

さて、201系の話題はここまでにしまして、再開発が進められている甲府駅北口は、長らく工事中だった北口駅舎がいよいよ完成。

この北口駅舎が凄いのは、なんと水晶で栄えた甲府ならではの展示が行われていること。水晶で作った仏像には驚きました。

さらに1月から12月までの誕生石を一同に展示。

こちらは2月の誕生石「アメシスト(紫水晶)」。そのほかの誕生石も撮影してきましたので、そのうちホームページでご紹介しようと思います。

今度は南口に出ると、山梨交通の旧塗装のバスが。60周年復元車というものらしく、土日に開催中の「ふるさと特産品フェア」へのアクセスに従事しているようでした。

甲府駅前の某店にて「鳥もつ丼」を昼食に頂きます。鳥もつ煮は今年のB−1グランプリで優勝した一品ですが、食感は牛レバーに、味は「どて煮」のような感じで大変美味。この店の場合、個人的にはシイタケの味付けが絶品で、食べた瞬間に口の中で広がる、よく染みたタレの味が最高でした。

そして駅前の武田信玄像を、定番ですが撮影し・・・。


そして甲府駅に戻り、先ほど201系と並んでいた183・189系を撮影します。10両編成という全盛期に匹敵する長さが特徴の、この編成。これで「あずさ」か「かいじ」の愛称幕があれば最高なのですが・・・。

スカ色の115系と183・189系の並びも撮影できました。

そして大月駅で途中下車し、何となく富士急行の「フジサン特急」を撮影。そろそろ先行きも多少不安な車両なのですが、いつまで活躍してくれるでしょうか。

大月からはホリデー快速河口湖号に乗車し、183系の乗り心地を楽しみながら八王子駅で下車。

そして、先ほどの10両編成の183・189系が約15分後に八王子駅に来るため、引き続き八王子駅で迎えることに。その間、八高線の209系が方向幕を回転させ始めたので、珍しい立川行きの方向幕を撮影することが出来ました。

ちょっと暗くなってしまいましたが、お目当ての列車を撮影完了。これにて今回の行程を終了としました。

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