2012年4月21日〜23日 花咲く京都北部(美山・舞鶴)&能登半島紀行


いよいよ濃密な2泊3日の能登旅行も最終回。本日は穴水駅よりスタートします。

宿泊した駅前の民宿。ここのところ、ゼニガタ所員の手配で民宿に宿泊することもあるのですが、実にベストチョイスでした。色々なお話ができるのも、民宿の魅力ですね。

さて、まずは穴水駅で少々撮り鉄。永井豪キャラクターラッピング車両をパチリ。

続いて「花咲くいろは」ラッピング車両をパチリ。こんなに何度も撮影することになるとは、予想していませんでした。

ちなみに車内には、アニメのカットがポスターとして貼られています。個人的にはこの作品、のと鉄道が絡んだ風景を非常に美しく描いてくれていたのに感動したので、そっちの方を前面に打ち出して欲しかったなあと思ったり。ただの萌え車内にするのは少々勿体無い気がしました。

こちらは「のとりあーな」号。穴水町地域づく り協議会が、 スローライフ ・ スローフー ドの観点から地元の良さを再認識し、 発信する取り組みをPRしているようです。が、ネットで検索してみるかぎり、この車両のことばかりが個人ブログに登場しているような感じ。まあ、ある意味でPRに成功しているのかもしれませんが・・・。

続いて昨日撮り損ねたNT100形を撮影。急行「輪島」の方向幕を掲出し、あたかも現役でいるような雰囲気です。

NT800形も再び撮影。

それでは車で穴水駅を出発・・・したところ、雨が降ってきました。天気予報では本日は雨だっただけに、致し方ないところです。で、のと鉄道能登線の廃線跡を少し見に行くことに。こちらの築堤の上が、穴水駅を出てしばらく行った場所の能登線廃線跡です。

国道249号線沿いに進み、穴水駅の隣駅である中居駅跡に到着。2005年に廃止になった能登線ですが、線路こそ撤去されたものの、ホームはそのままでした。ここに列車が来ないのが不思議なぐらい。

続いて比良(びら)駅に到着。こちらも国道249号線沿いにあり、探すのは非常に簡単でした。2面2線のホームが今も残っていますが、左側(上り)ホーム上の待合室は撤去され、残骸が放置されたままでした。

駅前方向を撮影。本当であれば、この先にも行きたいのは山々だったのですが、距離が長いだけにキリが無いので断念。本日は七尾線(穴水〜輪島)の廃線跡の散策を優先することとし、来た道を引き返します。

そして車は輪島市へ。・・・と言っても旧門前町という、穴水町の西側に位置する場所で、朝市で有名な輪島市の中心部とは全然違う場所だったり。そして、ここにある總持寺祖院という場所を観光パンフレットで前日に見つけたので、行ってみることに。

このお寺、何処かで聞いたことのある名前だと思ったら、横浜市鶴見区にある總持寺(総持寺)発祥の地なのだとか。1898(明治31)年4月13日の大火で多くの建物を失ったことにより、「新しい場所に移転しよう」という声が高まり、1911(明治43)年に横浜に本山を移したのだそうです。 もっとも、こちらも別のお寺として復興し、立派なただ住まいとなっています。 山門は1932(昭和7)年の建築で、国登録有形文化財。

経蔵は消失を免れたもので、加賀藩主の前田吉徳が1743(寛保3)年に寄進したもの。県の文化財に指定されています。

仏殿は大正初期の建築で、こちらも国の登録有形文化財。

そして輪島にやってきました。このあたりが有名な朝市の通りのようですね。

輪島は永井豪さんのキャラクターで町おこしのようです。

で、この輪島工房長屋というのが実に素敵な和風の雰囲気で整備されていました。白壁と黒い側板のコントラストが引き締まった感じ。

そして輪島駅跡に到着。2001年に廃線になったあと、現在では道の駅輪島「ふらっと訪夢」として改築されており、一方で駅前はバスターミナルとなっているため、一見すると現役の鉄道駅のように見える構成です。

この部分は旧駅舎のものを保存したようです。

ホームは一部のみ保存されており、レール、車輪もセット。

輪島駅周辺の線路は宅地化されていましたが、しばらく進むとこのように線路跡がハッキリと見えてきます。

輪島駅の次の駅が能登市ノ瀬駅。こちらが駅構内ですが、構造物は完全に撤去されており、ここに駅があったとは少々わかりづらい感じです。

次の駅が能登三井駅。こちらは、未だに駅舎が往時と変わらぬ姿でバス待合室として現役でした。地域の方々が維持管理に務めておられるようです。

駅内部の様子。

ホームも残っていました。が、なぜかホーム高さまで周辺が埋められていました。

駅名標も現存。随分と美しい状態ですね。

続いて、今度は現役区間の能登鹿島駅で桜の風景を撮影。

夜も昼も非常に美しい駅です。また訪れたくなる感じですね。

そして沿線で1枚、のと鉄道を撮影し・・・。

和倉温泉駅より、私は特急「しらさぎ」で米原経由で藤沢へと戻りました。ゼニガタさん、3日間本当に有難うございました。

ちなみに藤沢駅に着くと、偶然にも185系国鉄色による湘南ライナーに遭遇。有難く撮影いたしました。うむうむ、最後まで気が抜けません。

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