2012年5月21日 金環日食と能勢電鉄・東福寺の旅
5月21日(月)は、朝5時に東横イン野田駅前を出て、早朝撮り鉄を開始します。狙うは、スーパーレールカーゴ。所定の通過時間までは少しあるので、とりあえず大阪環状線の列車を撮影します。中央線ユーザーとしては、オレンジ色の201系が心行くまで見られるのは嬉しいですね。
未だ現役103系!
201系同士の離合シーン。・・・と、午前5時45分まで粘っていましたが、レールカーゴがやって来る気配は全くなし。このまま待つべきか否か・・・ですが、情報も全くない中、いつまでもここにいるのは面白くないので、次の場所へ向かいます。 (コメントに寄せられた情報によりますと、出発地基準で日曜日運休とのこと。ガーン、そうだったとは・・・)
新今宮駅で大和路線の201系を撮影。
お次の狙いは朝ラッシュの南海電鉄。京阪電鉄の朝ラッシュと、どちらを狙おうか迷ったのですが、10000系のサザンが狙えないかどうか賭けてみました。まずは、6000系の登場です。
8200系。
2扉車のステッカーが目立つ2000系。
7000系。
minapitaラッピング車両となっている1000系。ううむ、ひん曲がった写真に・・・。
ノーマルな1000系。
泉北高速鉄道7000系。
泉北高速鉄道5000系。
強烈なイメージ抜群の50000系。
8000系特急「サザン」。そして注目の後部編成は・・・。
12000系サザンプレミアムでした。ということで、10000系の撮影は叶わず。 まだこの先粘りたいところではありますが、本日は金環日食と、183系特急「こうのとり」を出来る限り撮影する予定のため、難波駅へ向かいます。
日食グラスが人気につき完売御礼で購入できず、さりとて肉眼で見るわけにも行かずに半ば諦めていた金環日食ですが、幸か不幸か雲が出てまいりまして、肉眼でもハッキリ見え、さらに一眼レフでもフィルター無しで余裕で撮影できるという状況。
そうです、出会ったもん勝ち!です。灘波駅前の広告に色々な意味で活を入れられながら、世紀の瞬間を楽しむことにします。というか、今にして思えば、よく都会のど真ん中である灘波駅前で、遮るものなく撮影できたものですが・・・。
いよいよ、いよいよハイライトシーンですぞ。
完全・・・とはいきませんが、まあこんなものでしょう。絶好のチャンスだったときは、完全に雲で覆われてしまい、撮影できませんでした。
がしかし、さらにはリング状になった瞬間もバッチリ撮影。 そもそも最も見えやすい我が地元(神奈川県)での撮影を捨てた上に、何の準備もなく、その場の気分で適当に場所を選んだ割には、実に上手くいったものです。 正直、朝のレールカーゴは撮影できず、南海の撮影もなんかグダグダ(構図も悪いし・・・)という状況でしたが、ここで運を一気に取り戻しました。
南海電鉄や金環日食を撮影した後、地下鉄経由でJR大阪駅へ。6月改正で一部が381系に置き換えられる、183系による特急「こうのとり」を狙います。 大阪駅では何度か撮影していますが、今回は大阪環状線ホームから特急「こうのとり1号」の入線を撮影しました。
103系と絡めて新大阪方の先頭車を。愛称幕が大変残念な状態に・・・。
続いてJR塚本駅へ。平日のラッシュ時限定、JR東海道線の205系を狙います。
塚本駅で上下列車が並ぶこともあるようですが、この日は東海道線が遅れていたこともあり、それは叶いませんでした。ちなみに、こちらの編成はベンチレータの撤去(一部を除く)や、方向幕のLED化などが行われているようです。
尼崎駅に行くと、先ほど撮影した205系が折り返し準備中。前面方向幕を回し始めたので、有難く撮影させていただきました。神戸、行くことあるんですかねえ。
甲子園口なんて行先もありました。
続いて福知山線へ行き、川西池田駅で特急「こうのとり6号」を撮影。
続いて逆光ではありますが、特急「こうのとり3号」を撮影。こうやって見ると、まだまだ午前中は183系天国だったわけですが、6月1日からは特急「こうのとり6号」は381系化されています。 (*なお、6・7・18・21・22・25号が381系で運転される列車)
さて、川西池田駅に戻り駅前に出ると雄雄しい武士の像が。源満仲の銅像です。 この人物は、有名な源頼朝や義経などの祖先で、いわゆる清和源氏の礎を作りました。で、この川西市は源満仲が武士団を形成した根拠地で、清和源氏発祥の地なのだとか。知らんかった!
さて、川西池田駅からほんの少し歩いた場所にあるのが川西能勢口駅。こちら、阪急電鉄と能勢電鉄の接続駅です。今回は、能勢電鉄に初めて乗車&撮影することにしました。ただし、昼過ぎには京都でゼニガタさん、そしてカジボーとも合流することになったので、全線乗車は叶わず撮影を優先します。
撮影を優先・・・という割には全くの無計画。よく解らんままに、とりあえず滝山駅で撮影を試みますが、思い通りにならず別の場所へ。
山下駅で撮影がしやすいことは知っていたので、続いてここで撮影。
これも山下駅にて。上下方向で全く雰囲気が異なるのが面白いですね。
3100系が来ないかと狙っていたのですが、平野駅に隣接する車庫でお休みでした。
さて、続いて久しぶりに阪急も撮影したくなり、宝塚本線の蛍池駅で撮影を開始します。まずは8000系。
こちらは6000系。
さらに5100系。で、ここで右手の高架橋に御注目。大阪モノレールです。そう言えば、実は今まで撮ったことがなかった・・・(乗ったことや、幼い頃に撮影したことはありますが)。
既に梅田までの切符を持っていたにもかかわらず、急きょモノレールに乗り換え。ネットで検索すると、JR京都駅方面に向かうのであれば、宇野辺駅とJRの茨木駅が乗り換え可能なようですし。 ・・・降りた後で気がつきましたが、徒歩20分の乗り換えでした。 ともあれ、まずは蛍池駅で阪急カラーのラッピング広告車を撮影。
引き続き先頭で前面展望しながら、対向列車を撮影します。こちらは標準塗装の1000系。
さらに宇野辺駅で2000系を撮影しました。パープルとブルー帯の1000系、2000系が撮影できなかったのが悔やまれるところ。また撮影の機会を設けたいものです。 ていうか久しぶりに乗りましたが、高速道路を見おろすなど、非常に面白い。 この路線、いいなあ。
さて、京都でカジボーさん、ゼニガタさんと合流し、昼食をとった上で東福寺を巡ります。飛行機を撮影しに行かれるはずのカジさんを、半強制的に木の世界へ御案内〜。
まず最初に訪れたのは、東福寺の退耕庵と呼ばれる場所。なんとここ、関ヶ原の戦いの西軍方としてお馴染みの安国寺恵瓊が復興した場所で、写真の客殿の中にある茶室で、石田三成と宇喜多秀家が関ヶ原の戦いの謀議をしていたそうです。 京都は、こういう場所がサラリとあるから恐ろしい。てか、大阪じゃなくて京都でも作戦を練っていたんですね。
続いて訪問したのが東福寺の霊雲院と呼ばれる場所。こちらの庭園、なんとも見るものを唸らせる深い造りになっていまして、私のハートは完全に射抜かれてしまいました。戦前から戦後にかけて活躍した近代の造園家、重森三玲さんが復元した庭園です。九山八海の庭といいます。
またこちらの遺愛石が素晴らしい味を出してくれるんですよね。
そこから連続して重森さんの手による、臥雲の庭(がうんのにわ)が続きます。
続いて東福寺のメインエリアに入っていきますが、デカっ、広っ! また残っている建築の大半が国宝だの重要文化財だの、そんなのばかり。室町時代の建築だって当たり前のように残っています。
紅葉のシーズンだと人が凄いのでしょうが、本日はオフシーズンの平日ということで、非常にゆったりと見ることが出来ました。その迫力ある建物の数々は、ホームページでぜひご覧ください。
そして、こちらも重森さんの庭園。
和モダンとでも申しますか、奇抜過ぎない範囲で独創的な空間構成となっています。こっちは、もう少し苔が緑色であれば、さらに雰囲気が凄かったと思います。
さて、楽しかった旅行もこれにて終了。ラストは京都駅で113系を撮っていましたが、湘南色もすっかりご無沙汰。
近いうちにこうなってしまうのでしょうが、このくっだらない塗装変更、止めて欲しいですねえ。
このJR西日本リニューアル色だって、素晴らしいセンスだったのですが・・・。 さて、カジボーさん、ゼニガタさん、本当に有難うございました。やはり旅はみんなでワイワイ楽しく行くのが良いですね♪ 次回は、わが地元である江ノ島と鎌倉を巡ります。