2012年6月17日 アンパンマントロッコと水戸・ひたちなかの鉄道めぐり
ここのところ週末になると、JR四国のアンパンマントロッコが東北各地で特別に運転されており、アンパンマン・・・というより一緒にくっついているキハ185形をJR東日本管内で撮影してみたいと思っていた次第。 しかし、それだけのために東北遠征する時間と費用も・・・と思っていたところ、先週と今週は水戸で走るというので、出撃してまいりました。
今回の道連れは広島県福山市在住のリン所員。スミマセン、遠くまで召喚してしまいまして。 さて、まずは合流前に中央線の立川駅で485系「いろどり」を撮影。南武線の川崎駅始発で運転される臨時快速「いろどり山梨さくらんぼ号」の送り込み回送でした。
さて、上野でリン所員と合流して特急「フレッシュひたち」で水戸駅へ。 おお・・・、いましたアンパンマントロッコ。DE10形が先頭にくっついていますが、岡山や高松で見たことのある車両が水戸にいるのであります。
ちなみに改札口の発車案内は、この気合の入りよう。フルカラーでアンパンマントロッコの車体塗装まで再現しています。ところで、水郡線って日中は1時間に1本でしたっけ・・・?
ホームに戻って出発を撮影。(ほぼ)国鉄色のキハ185形!!水戸で見られるとは、いやあ感激ですわ。
続いて久しぶりに、ひたちなか海浜鉄道へ。ここのところ旧型ディーゼルカーの運転は、いすみ鉄道が注目されることが多い気がしますが、元祖はここ。そして、本日はまだ撮影したことのなかったキハ2005が運用に就いていました。 この車両、国鉄急行色となっておりまして、かつてのキハ55系を思わせる雰囲気になっているのが特徴です。
正面ライト脇にはタイフォンがついており、特徴ある姿となっています。
車内の様子。いやあ、実にレトロ! もっとも、実は山陽本線で現役の113系や115系にも同世代が当たり前のように在籍しているわけで・・・。
さて、ひたちなか海浜鉄道は駅名標のデザインが周辺の施設を イメージした、デザイン化された文字を使っているのが特徴。
自衛隊の基地があるので、この文字デザイン。
もはや漢字の原型を留めていないような気がしますが、読めちゃうのだから不思議。このデザインを考えた人は、本当に凄いですねえ。
さて、終点の阿字ヶ浦駅に到着。実は全線乗り通したのは今回が初。 このまま、ひたち海浜公園に行ってみたい気もしましたが、徒歩で25分とのことで、残念ながら今回の寄り道先からは除外。
しかし、ここの「みはらしの丘」というのは、写真で見る限り4月下旬から素晴らしい風景になるようで、ぜひ訪問を計画してみたい限りです。ということで、来年GWの氷川副所長・水澄所員の連行先は決まりですな。
ところで、阿字ヶ浦駅にはSLの給水塔が残っていました。
さて、田園風景を見ながら那珂湊駅に戻ります。
ずらりと並ぶ、ひたちなか海浜鉄道の車両たち。
非常に綺麗な状態のキハ205と、その後ろはキハ222。国鉄色2種のコントラストが良いですね。キハ205の朱色が、多少黄色分が強いのは気になりますが。
ミキ300形も、すっかりここの馴染んできた様子。考えてみれば、三木鉄道の車両が、当時の塗装のまま、茨城県内で走行中というのも面白いですよね。
国鉄色に戻されたキハ203も今も健在。ちなみに車番は国鉄時代のキハ20 429が描かれていました。これでライトも原型に復元してくれると、なお良いのですが・・・。
ケハ601もいました。
さて、こんどはキハ3700形に乗車します。ひたちなか海浜鉄道色になってからは、初の撮影ですね。
車内はロングシート。 さすが、やはり旧型気動車と違って非常に明るく、綺麗ですね。
そして、勝田駅に戻ってEF510−507号機による安中貨物を撮影。 この塗装のEF510形は実に格好良いですねえ。 さて、それでは次の目的地に向かいます。
さあ、そろそろ記事の完成だ!・・・というところで台風4号の被害で停電。 すべてパーになってしまいました。ええい、もう一度同じ記事を書けというのか。それも、また停電でどうなるか解らないので、こまめに保存しながら書きます。 さて、今度は鹿島臨海鉄道へ向かいます。水戸駅を出て常磐線と並走した後、こんな立派な橋にさしかかります。
そしてこの後、気持ちよいほどの直線ドーン!しかも高架線!!
隣駅の東水戸駅で対向列車と交換します。
この後も、この凄まじい直線高架区間が続き・・・。
そして田園地帯をカーブを描きながら高架線でぶった切り。
車両基地のある大洗駅に到着します。なんと、車両基地ごと高架線。わお。
とりあえず、水戸駅方面の列車を撮影。こちら、塗装の黒い部分が簡略化された新塗装でした。
簡略化されていないとこんな感じですが、随分と雰囲気が変わるものです。
その他、車両基地に留置されている車両たち。
こちらは本社も入っている大洗駅の駅舎。
駅の通路には開業時からの記念ヘッドマークが仲良く並んでいました。
そして大洗止まりの列車を撮影し、我々も水戸駅に戻ります。
水戸駅入線直前には常磐線の415系を追い抜き、鹿島臨海鉄道の車内から415系を撮影してみました。
そして水戸駅に到着し、勝田車両センターの485系K40編成を撮影。未だに、一度もこの編成の走行写真を撮影したことがございません・・・。
続いて復路のアンパンマントロッコを、こんなところで撮影。実はここ、かつての水戸城の堀を通っている水郡線なのです。まあまあ、の雰囲気で撮影できました。
もちろん、ここまで来たのですから久しぶりに水戸城を散策します。 まずは水戸城薬医門。
そして・・・つい最近完成したそうなのですが、城内にある水戸市立第二中学校は、恐ろしく立派な和風の建物に生まれ変わっていました。
一方で江戸時代から残る藩校「弘道館」は東日本大震災で甚大な被害を受け、未だに修復が完了していません。この日は入場無料で見ることができました。
被災状況を伝える案内。全壊しなくて良かった、という感じさえしますね。
さて、水戸駅前に戻ってまいりまして黄門様ご一行を撮影。
そして鹿島臨海鉄道の車両の入線を撮影。何だ、水戸駅のホーム先端で綺麗に撮影できるじゃございませんか。
本日の役目を終えたアンパンマントロッコは、水戸駅南の留置線でお休みしていました。うっすらとEF510形が見え、ここが岡山や高松で無いことを改めて示してくれています。
さて、東京に向けて戻りましょう。まずは651系特急「スーパーひたち」を見送り、後続の普通列車に乗車。
そして何の考えも無く、適当に降りた神立駅でE653系特急「フレッシュひたち」を撮影。あら、この駅意外といいじゃないですか。
上野方面のE653系特急「フレッシュひたち」は後追い撮影。E653系も「ひたち」での活躍は残り僅かかもしれませんので、良い記録になりました。
続いてE657系による特急「スーパーひたち」を撮影し、本日の撮影は終了。 リン所員はさらに福山まで戻り、そして1日あけて今日は北海道にいるとか。 いやはや、大変お疲れ様でございました。