2012年7月20日〜22日 富良野・釧路・根室旅行


どんだけ旅行すれば気が済むのかと言われそうですが、2泊3日の日程で北海道にやってきております。誰かさんの欧州旅行ほどではないですが、この時期の北海道は素晴らしいですねえ! さて、本日最大の目的は中富良野のファーム富田。ラベンダーを中心に、色とりどりの花々が広大に、そして絶妙な配置で植えられていまして、ご覧のように絵に描いたような見事な風景でございます。

見てください、まるで花の絨毯のようです。

サルビアなども美しく咲き誇っております。 また、北海道産の食材を使ったさまざまな料理や、メロン、メロンパンなどさまざまなものを食べることも可能です。いやあ、素敵! さすがの私も、北海道でラマダン(断食)するわけにはいけないでしょう。

こんな駅弁とか。

帯広で豚丼など、その他、色々な間食も含めて食費に金を使っています。

鉄ネタとしては、735系を撮り逃したり、札幌周辺で711系旧塗装の撮影に思うような成果にならなかったりと、出だしはダメダメでしたが、桑園駅での学園都市線キハ40系+キハ141系の撮影は満足いく感じ。

新型の733系は無難に札幌駅で。かなりの本数が投入されたようで、すでに珍しい存在ではないようですね。

キハ183系特急「フラノラベンダーエクスプレス」にも撮影&乗車。

そして運よく、滝川駅で711系旧塗装の撮影に成功!動画でも記録できました。これを撮影していたおかげで、旭川駅の新駅舎を撮影する時間が取れなかったのは少々残念ですが、優先順位は当然こちらでしょう。

また、ラベンダー畑駅や富良野駅へは、ノロッコ号に乗車。

風が非常に気持ちがいい!

そしてまた、沿線の風景が最高です。まあ、北海道在住の某所員には「日常風景ですが、何か?」と言われてしまうかもしれませんが・・・(笑)。

さらに富良野駅では、2種類のキハ183系特急「フラノラベンダーエクスプレス」を撮影。

こうやって見ると、JR北海道もJR九州と並んで(それ以上に?)、色々な観光列車を数多く投入していると感じさせられます。

根室本線のローカル列車にゴトゴト揺られて新得駅へ。後続の特急を待つ間、キハ283系特急「スーパーおおぞら」(札幌行き)を撮影。トンネル内での原則運転が続いており、ダイヤは10分程度の遅れが所定のようです。

さらに、偶然にもDF200形牽引の貨物列車にも遭遇。DF200も武骨で力強い雰囲気が惹かれます。 そして帯広で先ほど紹介した豚丼を食べた後、今は釧路にまで来ているのですが、さて明日はどうなることやら・・・??

釧路潜伏中の所長です、こんばんは。 さて本日は、朝6時23分到着の寝台急行「まりも」を釧路駅で迎撃するところからスタート。ね、眠い・・・!!しかし、今回の旅の目的の1つがこれであるだけに、そうも言ってはいられません。

キハ283系特急「スーパーおおぞら」との並び。その他の写真については、帰還後に企画特集コーナーでご紹介します。いやあ、これだけでも来た甲斐があった!

続いて、釧網本線のキハ40 1749(国鉄色)を撮影しまして・・・。

さらに、キハ40 777(国鉄色)に乗車して・・・。

本日開催の、釧路運輸車両所まつりに到着。

釧路駅へ回送待ちの釧路湿原ノロッコ号や・・・。

本日より運転開始の、キハ183系お座敷車による臨時快速「北太平洋 花と湿原号」や・・・。

釧路運輸車両所オリジナル塗装のDE15 2510がいました。

てっきり、急行「まりも」で使われた編成が展示されるのかと思いきや、姿形がまったく見えなかったのは少々驚きでしたが、他にはラッセルヘッド(だけ)とか。

敷地外からは運用はずれて久しいキサロハ182形も見ることが出来ました。ファンとしては、これをぜひ公開してほしかったものですが、それはNGだったようで。

さて、多少遠かったですが徒歩で釧路駅に戻り、根室本線(花咲線)のキハ54形快速「ノサップ」に乗車。

素晴らしい沿線の自然風景を堪能しながら、列車は結構な俊足で先に進みます。

そして、厚岸(あっけし)駅で途中下車。カキで有名ですが、駅前はあまり賑わっていませんでした。

そして、ここでキハ54形ルパン三世ラッピング車に偶然遭遇。事前の公式運用情報には載っていませんでしたので、これはうれしい限り。この柵さえなければ・・・。

そして、ここからキハ183系臨時快速「北太平洋 花と湿原号」に乗車します。列車は、ここから一区間だけ乗車するバスの団体客が指定席を埋め尽くしていまして、これは良いような悪いような・・・。まあ、まずは乗ってもらう事が大切ですけどね。

厚岸駅を出ると、厚岸湖と湿原が広がる風景が堪能できます。

この列車、対向列車との行き違いもあって、色々な駅で停車時間が長く、車両の撮影にはもってこい。今まで一度も撮影したことがなかったこの編成、この後もたらふく撮影することになります。

また、沿線の牧場で飼育された日本短角牛と野菜を煮込んだ、特製の弁当を購入。量が少なそうに見えて、意外とボリュームがあり、何より肉を噛めば噛むほど、旨みが口の中に広がるのは素敵でした。

そして、日本最東端の駅である東根室駅では撮影タイムつき。

終着の根室駅では、ねむろ太鼓がお出迎え。まさに、桃太郎電鉄の目的地ゴール状態。太鼓の演奏も迫力があり、本当に感動しました。

さて、折り返しの列車に乗車しますが、待ち時間に根室市内を散策。北方領土返還を求める碑や横断幕が目立ちました。そういえば、竹島問題となるとネット世論もヒートアップしますが、北方領土問題はロシアが次々と実効支配強化策を打ち出す中、あまり国内の関心が高くないように感じられるのは私だけでしょうか?

さて、意外と遠かったですが明治公園というところで、こんな素敵な風景に遭遇。ここは元々、開拓使根室牧畜場として誕生した場所で、ここに建つサイロは名残のようです。国の登録有形文化財、近代化産業遺産に指定されています。

さらに駅に戻る途中、偶然にも根室港線の廃線跡に遭遇。

そして、再び「北太平洋 花と湿原号」に乗車すると、今度は茶別駅でルパン三世と駅舎を撮影する時間が設定されていました。この駅がある浜中町は、作者のモンキー・パンチさんの出身地だそうです。

JR北海道のキハ54形も今まで馴染みの薄い車両でしたが、随分と数多く撮影しました。

再び厚岸湖を眺めます。さすがに日が暮れてきまして、こんな素敵な感じに。 そして釧路駅に到着して、本日の観光は終了。夕食いただこうとしたところ、飲み屋しか開いておらず、しかも予算は2000円以上は当たり前の感じに、一人旅の私としてはケチ心が出てしまい、ローソンの弁当にしてしまったのは正解だったか失敗だったか・・・?寿司を食えばよかったかと、今頃後悔しています。 さて、明日は釧路湿原に向かい、帯広空港から帰ります。

北海道旅行3日目。まずは、宿泊していた東横インを出て釧路駅に向かいます。

最初のお目当てはこちら、ルパン三世ラッピング車であります。JR北海道釧路支社のホームページで運用が公開されており、昨日遭遇したのは運用変更での偶然の遭遇だったようですが、本日は予定通りの運用に就いてくれていました。

左右でラッピングが異なっています。



こうやって描かれると、まるで銭形警部もルパン三世一味のようですが・・・(笑)。

それから、入線してきたキハ283系の形式写真を撮影。こちらはキハ282−2007ですが、中間運転台が設置されていることもあり、独特な形状となっています。

意外と次から次へと列車がやってくる釧路駅の朝8時台。路線ごとの運転本数は少ないものの、さすがに根室本線、釧網本線、花咲線(根室本線の釧路以東の愛称)が釧路を起終点に運用されていますので・・・。

根室本線のキハ40形。

釧網本線のキハ54形快速「しれとこ」。

驚いたことに、ヘッドマークつきでした。これがまた、良いデザイン!!

さて、釧路駅での撮影はこのぐらいにして、釧路駅の西側にある陸橋付近に徒歩で移動します。昨日訪問した、釧路運輸車両所が一望できますね。

ここで根室本線のキハ40形国鉄色を撮影。ピッカピカで鮮やかなものです。

釧路駅入線後、転線して釧路運輸車両所に折り返していきました。

一方でJR北海道カラーのキハ40形が根室駅へ移動開始。

続いて釧網本線のキハ54形が釧路運輸車両所に回送。

そして、急行「まりも」用の編成が釧路運輸車両所を出てきました。

釧路駅へ向かっていきます。

そして、釧路駅を出発する急行「まりも」は陸橋の上から撮影。本当は「まりも」を追いかけて撮影したい気持ちもあったものの、これが思いのほか満足に行く1枚に仕上がったことで、そちらは諦め、釧路湿原へ向かうことにしました。

さて、続きましてはこちらの快速「くしろ湿原ノロッコ号」に乗車します。富良野でのノロッコとは異なり、緑色の牽引機と客車が特徴的です。

車内の様子。

ノロッコと言いながらも、釧路湿原駅までは非常に早いスピードで疾走。沿道の自動車をガンガン追い抜き、風もドンドン入ってきます。

さて、釧路湿原駅から階段を上り、間もなく1つ目の展望台に到着。物凄く広大な湿原が眼下に広がります・・・が、ちょっと目の前の木々が邪魔。いや、自然風景を見に来て木々が邪魔というのも可笑しな話ではありますが。

もう一つ、細岡展望台というのも近くにあり、ここからの風景はバッチリ!



素晴らしい、ただただ素晴らしい。ひたすらあたり一面に湿原が広がるとは。

ワンちゃんも大喜び?

欲を言えば、写真を撮るにはもう少し上空から撮影をしまして、蛇行する川と湿原をハッキリと映し出したいものでした。

さて、くしろ湿原ノロッコ号の折り返しに乗車します。

今度はオハフ510に乗車(自由席です)。要するに、50系客車そのものを味わえるわけです。鉄道ファンとしては、隠れた魅力では?

さて、釧路で特急「スーパーおおぞら」に乗り換え、帯広駅へ。

帯広駅の駅舎を撮影。ここから、旧国鉄広尾線の代替バスに乗車します。この帯広駅の東西をぐるっと回るだけで時間を浪費し、さらに色々な施設をこまめに停車していくので、とにかく時間がかかる。結局、途中から乗る人は少ないのですが・・・。 一方で、お客さんはスタート時点から立客多数の超満員でした。地元利用が非常に多いようで、頼もしい限りです。

さて、バスで幸福駅跡に到着。まるで今にも動き出しそうな感じで、キハ22形がいるではありませんか!

除雪モーターカーもセットでいました。

一方で、帯広方面の廃線跡は見事に畑に転用。

駅舎の様子。

内部は・・・正直言って気持ち悪い。何事もやりすぎはどうかと思う、の例です。

なんと10分ちょっとの短い滞在時間でしたが、帯広方面のバスに乗車し、引き返します。

続いて到着したのが、愛国駅。なかなか良い時間の使い方だと、このときは自画自賛していたのですが、別に愛国駅、幸福駅、とかち帯広空港の順番でも問題なく間に合ったことに後で気がつき、そして私は、ここで1時間も時間をつぶさないといけないという、実に面倒な状況となりました。まあ、とりあえず散策しましょう。

こちらには現役時代と同じ駅舎のほか、蒸気機関車が保存。

帯広方面の線路は・・・、やっぱり痕跡を失っています。ちなみに広尾方面も同様。

駅前にはヨの廃車体と巨大切符が。

恋人の聖地ね。どーも、オトコ一人で来て済みませんでしたね!

そして、とかち帯広空港から飛行機で羽田空港へ帰還。 近所への散歩的な旅行を除けば、久しぶりに完全な一人旅で遠出となりましたが、なかなか充実したものとなりました。

北海道にまで来て行き当たりばったり、その場でルート設定なんてやっていましたが、案外上手く行ったと思っています。 魅力的な北海道、帰ってきて早々、また行きたくなってしまいました!

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