2012年8月31日 長野県小諸市〜「あの夏で待ってる」聖地を行く


出かけ過ぎ、ということは重々承知しております。そして、まだ今後も旅行ラッシュは続くという、我ながら非常にお馬鹿な状況であることも認識していますが、出かけます。 さて、前日の8月30日に味野源氏さん、秩父路号所員という昨年のイギリス・フランス旅行のメンバーで映画「コードギアス 反逆のアキト」を鑑賞し、引き続いて8月31日は、長野県に同じメンバーで出撃することになりました。狙いは、アニメ「あの夏で待ってる」のラッピング電車と聖地巡礼です。 まずは合流前、大宮駅で留置中の185系(157系風塗装)を撮影。

続いて205系京葉線色と185系(踊り子用)の組み合わせを撮影。京葉線の205系は気がつけば引退して久しくなっている気がしますが、未だにその姿はこうして拝むことが出来ますね。

続いて翌日から高崎線の運用にE233系が投入され、一部が離脱することになる211系の記録を進めます。まずは宇都宮線の211系。

続いて高崎線(籠原行き)の211系を撮影。

211系の回送列車が隣に停車していたため、211系どうしの並びも撮影できました。さて、9月1日改正以降はどの程度残存しているのやら。

さて、他のメンバーと合流後に長野新幹線「あさま」に乗り込み、軽井沢駅にやってきました。降りた瞬間、ヒンヤリとした空気が避暑地らしさを感じさせてくれました。

現在の軽井沢駅はこのような駅舎ですが・・・。

長野新幹線開業以前の駅舎が、再建築ではありますが隣接し、軽井沢駅舎記念館として活用されています。

そして、その前には草軽電気鉄道のデキ12型13号が保存されています。見事なL字型・・・。

さて、軽井沢駅舎記念館は使用しなくなった軽井沢駅のホームと直結しており、そして線路には鉄道車両が保存。碓氷峠で活躍したEF63 2号機は相変わらず美麗な状態で保存されています。

さらに、アプト式時代の碓氷峠で活躍した10000形(EC40形)が保存。

こちらは軌道モーターカー。

さらにマルチプルタイタンパーも保存されています。なぜか近づくことが出来ず、フェンス越しでの撮影になりますが・・・。

さて、本日のお目当てその1である、しなの鉄道115系の「あの夏で待ってる」ラッピング電車がやってきました。が、これは撮影しにくい。

ということで、さっさと乗り込んで小諸駅に行き、反対側のホームからじっくり撮影することにしました。な♪

可愛らしい少女4人。一般の方が見たら、しかめっ面するのではないか、という気がしていましたが、年齢性別問わず皆さんカメラを向けており、関心の高さが伺えました。なお、この車両については、ホームページで既に紹介していますので、ブログのみをご覧の方は、そちらを参照してください。

さて、驚いたのは小諸駅前の各商店の「あの夏で待ってる」一押しムード。このポスターがそこら中で掲示されているほか、アニメの場面を描いたポストカードの販売、また各商店で買い物をしてアニメの場面を描いた様々な種類のカードをもらう「なつまちカードラリー」の開催など、盛り上がっていました。 既にアニメは放送を終了しているだけに、これは意外。

このアニメに限らず、最近は架空の風景ではなくて実在の風景をリアルにアニメで再現しており、いわゆる名所旧跡でなくても手軽に観光地化できてしまうのは、地元にとっては心強いと思います。この風景も、オープニングで使われたカットと同じ。

もっとも、小諸の場合は歴史的建造物が多く、アニメで何気なく使われた場面が、意外と重要な風景だったりします。こちらもアニメの場面で出てきたままを撮影していましたが、この寺の山門は小諸城足柄門だそうです。

これもアニメで(以下略)ですが、なんと明治中期に建てられた萬屋骨董店店舗兼主屋(旧小諸銀行)。北国街道小諸宿の本町通りのほぼ中央に位置し南面して建つ、銀行建築です。

これにアニメで(以下略 江戸時代後期の建物だそうです。

これもアニメで(以下略)。

これも(以下略)

こちらはアニメで登場していなかったと思いますが、国の重要文化財である小諸宿本陣です。

近くには小諸城大手門もあります。 ということで小諸市の駅前で聖地巡礼をしていましたら、北国街道沿いの古い町並みを堪能するという、非常に有意義な観光になりましたとさ。
正直、この「あの夏で待っている」は以前に1度観たままの状態で、その後は復習も何もしていなかったので(そのうち、そのうちと迂闊だった!)、「こんな場面で登場していた・・・ような??」という部分もあったのですが、十分に楽しめました。 もっとも、聖地巡礼はまだまだ終わりません。続いて小諸城へ入っていきます。

さて、先週の長野詣でのつづき。一旦、あるものを撮影するために小諸駅に戻ります。国鉄・JR時代から続く駅舎は、小ぶりなもの。

お目当てはこちら、169系湘南色!JR線への乗り入れこそ無くなりましたが、毎日、軽井沢〜小諸間で区間運転されており、湘南色が優先して使用されています。

そして、なんと隣には189系旧あさま色が!

並びをもう1枚撮影。

今度は反対側から。

続いて小諸城に入っていきます。まあ、今までいた部分もかつての小諸城の一部だったわけですが。

2008年以来の訪問となる小諸城ですが、今度はアニメ聖地としての訪問。アニメに登場したとおりのアングルで撮影を楽しんでみます。

これもアニメで登場した場所ですね。

こんなのとか。

こんなのとか。

こんなのとかも。ちなみに、ここで昼食としました。今回も非ラマダン達成。 さすがアニメに登場するシーンだけあって、同じように撮影するだけで、アニメを知っていようが知っていまいが、なかなか雰囲気の良い写真が撮れた気がします。

さて、次なる目的地に向かうべく小諸駅に戻りますと、また169系湘南色に遭遇。 何度見てもいい!!

そして上田駅まで乗車した電車は、「あの夏で待ってる」ラッピング電車でした。 では、こちらもムービーで。そろそろ、動画図鑑も編集せねば・・・。

さて、上田市はアニメ「サマーウォーズ」の舞台。流石に一時の盛り上がりは無く、千石BASARAなどの真田幸村をプッシュしていましたが、それでも「サマーウォーズ」の細田監督が次の作品を公開するににあわせて、駅前にこんな大きなものが。

上田城は「サマーウォーズ」の舞台となったお屋敷の入り口のモデル。撮影するなら午前中だったようですね。逆光が厳しい・・・。

さて、秩父路号所員のご希望によりまして、長野市の善光寺に行くことにしました。僅か1日で、軽井沢、小諸、上田、長野をハシゴ・・・。

100円という破格の運賃のバスで善光寺前まで到着すると、和風の郵便局に遭遇。1937(昭和2)年の建築で、もとは五明館というものだったそうです。

その向かい側は藤屋御本陣。1924(大正13)年の建築で、最近までは旅館として営業していました。現在は結婚式場やレストランなどに利用。

そして、江戸時代に敷設された当時のままの石畳が残る参道を歩きます。

先日のネタはここで撮影。ニャンとタイムリーに写真が使えました。

国指定重要文化財の山門をくぐります。これは1750(寛延3)年築の二層入母屋造りの巨大な門で、2007(平成19)年に完了した修復工事によって、大正年間に檜皮葺きにされた屋根が、創建当初のサワラの板を用いた栩葺き(とちぶき)に復元されました。

実に大きな本堂。これも国指定重要文化財で、別当慶運が浄財を集め、そして大工甲良豊前入道宗賀の設計により1707(宝永4)年に建てられたもの。高さ約27m、間口約24m、奥行約54mの巨大な木造建築で東日本最大の伽藍。 ちなみに本堂に入ると、内々陣の「お戒壇めぐり」をすることができます。これは全く光の入らない真っ暗な回廊を進み、中ほどにある極楽の錠前を探り当てることにより、秘仏である御本尊と結縁するというもの。先が見えないというのは非常に怖い。結縁以前に、いかに視覚に障害がある方の生活が困難であるか、理解を深めることが出来ました。 今回、私は2回目となる体験でしたが、非常に有意義な経験が出来ました。

そして、長野電鉄にちょっと乗ってみよう、ということで善光寺下駅から乗車。 う〜ん、レトロと言うかなんと言うか。ペンキぐらい塗りなおした方が・・・。

そして長野駅に戻ると、パッと見では成田エクスプレス時代そのままの2100系に遭遇。この1週間後、これと別の編成が塗装変更されたそうで。

東急8500系とJR253系の並び!?

最後に長野駅前を放浪すると、こんな場所に遭遇しました。

秩父路号所員驚きのロンドンバス。ここでレストランになっているのも驚きですが、今は営業していない会社の塗装だそうで、どうやらこの姿は貴重なようです。 さて、これにて長野観光を終えて我が家に向かいます。

東京駅に戻ると、こんなE2系と・・・。

さらにE3系「つばさ」もこの状態。そして藤沢までは215系による湘南ライナーに乗ることになるなど、最後までネタに欠くことの無い旅行となりました。 この後は翌日に至るまで3人で我が家でアニメ三昧。お二方、有難うございました。

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