2012年10月6日〜8日 石川・富山・福井紀行
〇10月6日
三連休は北陸へ出撃しておりました。今回連行される羽目になったのはゼニガタ所員、味野源次さん。え〜っと、私とゼニちゃんは互いにどこにお住まいでしたっけ。 さて、合流は後ほど追々ということにして、まずは藤沢にある自宅を出まして、藤沢駅にて本日運転の185系による団体臨時列車「湘南日光号」を撮影。
そして復元が完了した東京駅を見に行きます。うぉ、格好いい!
これまでとは重厚さが格段に違いました。惜しむらくは、午前中は見事な逆光。撮影は午後のほうが良さそうです。それでもこの程度の写真は撮れるのですから、最近のカメラは性能が良いこと・・・。
正面からも1枚。あとで知りましたが、この日は天皇陛下が山梨県へ「お召し列車」に乗車されるとのことで、多くの人が詰め掛けていました。
さて、上越新幹線で越後湯沢経由で金沢へ向かいます。と、目の前にいたE2系「あさま」はご当地ラッピング車でした。
1〜4号車まで側面を撮影しますが、乗車するE4系が入線してきたので、これにて撤収。
さて、E4系「Maxとき」は自由席に座れましたが、乗り継ぎの681系特急「はくたか」は超満員で、立って金沢へ向かう羽目になりました。指定席が取れればよかったのですが、さすが三連休初日、9月後半の時点で既に満席で、その後のキャンセルもなかったのでした・・・。
さて、富山駅で一旦車両の外に出ると、521系が停車中。413系や475系が主力だったのも過去の話、富山もついに新車が走り出していますね。
金沢駅に着くと485系特急「北越」が停車中だったので撮影。北陸新幹線開業まではこのままなのか、それとも短期間でもE653系が転用されてくるのか・・・??
そして金沢駅の西口で、京都から車でやってきたゼニガタ所員と合流します。味野さんは、私の1時間後の「はくたか」でやって来るので、先に食事をしておこうという話になりましたが・・・。
東口に回ったりしているうちに、時間はあっという間に過ぎてしまい・・・。
北陸鉄道浅野川線七ツ屋〜上諸江間で8000系を撮影するだけとなり、味野さんと合流することになりました。 さて、この旅行の目的はアニメ「花咲くいろは」の大半の舞台となった湯乃鷺温泉のモデルとなった金沢市の湯涌温泉で開催される「第2回ぼんぼり祭り」を見に行くこと。この「ぼんぼり祭り」はアニメ独自の設定なのですが、現実がそれをフィードバックするという、ユニークな観光振興です。
そして個人的にはもう1つ、この湯涌温泉にある「金沢湯涌江戸村」の訪問も目的でした。江戸時代に建てられた(国の重要文化財を含む)数々の古民家が移築されており、見所満載です。
全容は別途紹介しますので、ここでは幾つか。まずこちらは旧山川家住宅。1830年ごろに建築された商家で、石川県指定有形文化財です。
内部はこのように非常に開放的。
こちらは旧高田家住宅。18世紀前半に、現在の金沢市湯涌河内町に建てられた江戸中期の本百姓の家で、石川県指定有形文化財です。
江戸村最大の建築であろう旧鯖波本陣石倉家住宅。これは1868年の建築で、県外である福井県南越前鯖波宿にあった問屋を移築したもので、国の重要文化財に指定されています。これほどの建築が、なぜ現地で保存できなかったのか・・・。
さて、何やら声優さんたちのトークショーもやっていたようなのですが、見事に聞き逃し(味野さん、スミマセン・・・)、湯涌温泉を歩いてみましょう。この秀峰閣は、アニメでは「ふくや旅館」として何度も登場しており、初めて見た気がしないのが不思議。 ちなみに本日は各旅館とも満室御礼、駐車場には痛車だらけの状態。 何とも言えない複雑な気持ちになる光景が展開されていました。痛車は否定しませんし(むしろ好きですが)、こう金沢の奥座敷としての風格をですね・・・(以下略)。
この辺りもアニメで登場していたようですが、あまり覚えがありません。
ぼんぼり祭りのメイン会場の1つ。この「ぼんぼり」は美しいですね。
上から温泉街を眺めますと、このような感じ。美しい!
祭りのメインとなる湯涌稲荷神社への道。
湯涌温泉街の脇にある高台には、かつて白雲楼ホテルという素晴らしい建築があったところで、この白雲楼ホテルの一部が「花咲くいろは」のメイン舞台である喜翠荘という旅館として登場しました。 今残っていれば、アニメ化と関係なく名建築として大きく取り上げられたと思うのですが、非常に勿体無い・・・。
ここを下っていくと、玉泉湖。湯涌ぼんぼり祭りのクライマックス、「のぞみお焚き上げ」が行われます。
さて、先ほどの階段のところで長らく場所取りをしていたのですが、ここにいると、ぼんぼり祭りの行列を見ることが出来ないというジレンマが発覚。モニターで延々と見ているだけという、ちょっと残念な状態となりました。
その代わり、第三回の開催を高らかに宣言し、非常にノリの良い金沢市長さんなどが間近に見られて面白かったですが・・・。
美しい、ぼんぼりの彩り。
特急「はくたか」に続き、ここでも立ちっぱなしで疲れたこともあり、「のぞみお焚き上げ」は見ずに撤収することになりました。で、駐車場に向かおうとしたところ、バスの行先案内が「湯乃鷺温泉」表示。
このあと金沢市中心部に戻ろうとしたところ、次々と「湯乃鷺温泉」表示のバスがやってきました。恐るべしノリの北陸鉄道!! 非常に大満足のイベントでした。既に3人とも第3回目に行くとか行くとか行くとか。 湯涌温泉の雰囲気自体が素晴らしいですからね。次回は早めに宿泊予約を入れたいと企んでいます。以上、旅行1日目の様子でした。