2012年12月15日 583系特急「はくつる」を求めて青森へ
ことの始まりは12月8日の秩父鉄道のイベントでした。 某研究所の所長がデューク所員に今後のイベントのことを話していたときに「はくつる」の運転の話になり、横浜での撮影よりいっそのこと青森に撮影に行きますか〜、その方が人少なそうだし・・・なんて冗談とも本気ともつかない話をしていたのですが、そのまま行くことに(爆)と言うわけで、金曜日。
新青森行きの最終「はやて」に乗って青森を目指します。 ・・・と、ここまでデューク所員のブログ文章ほぼそのまま・・・。スミマセン。
さて、東北新幹線は何度も乗っていますが、E5系の乗車は初めて。行きは普通車で行きますが、非常に快適です。N700系よりも良いかも。
そして駅前の東横インに宿泊し、朝食無料サービスがあるにもかかわらず、朝7時に行動を開始・・・ごそごそ。
こちらの青森魚菜センター(古川市場)へ。
内部はこんな感じで、一見すると魚屋さんが軒を連ねているだけのように見えますが・・・。
なんとここ、各魚屋さんが小さなトレーに100円(*一部は除く)で盛り付けした刺身などを、自由に集め回って、丼にすることが出来るのです。
こうして1000円で作ったのが、こちらの海鮮丼。ええ、これで僅か1000円です。 しかも本当にネタが新鮮で、脂が乗っていて、その美味しさは絶品。今まで食べた刺身で一番おいしいかも。また行きたいです。厚焼き玉子も、この大きさで100円! しかも古川市場、青森駅から徒歩5分の利便性。なぜ今まで行かなかった!
さて、青森駅に行き青い森鉄道の青い森701系を撮影。
八戸〜目時間はJRから移管されて10周年だそうで、記念マークが取り付けられていました。一応、萌えておけばよいでしょうか。
さらキハ40系ジョイフルトレイン「リゾートしらかみ」を撮影。
先頭車は大幅に改造されていますが、中間車はキハ40系オリジナルの前面がよく残っています。ところで、何でこんなに真っ黒なんだか・・・。
さて、今度は津軽線に乗って油川駅を目指します。構内には疎開留置中の211系が・・・。トワイライトエクスプレス塗装のEF81形と同じ場所にいるとは。
さらに651系もかなりの数が留置されていました。
さて油川駅に着いて、函館行きの485系特急「白鳥」を狙います。すると、そこへEH500形による貨物列車がやってきました。
そして油川駅を通過する485系をゲット。晴れていれば、もう少し条件良く撮影できたものですが・・・。
後追いはこんな感じ。
そして、ED79形重連による貨物列車と新青森行きの789系特急「スーパー白鳥」を油川駅から北へ、15分近く歩いた場所で狙います。が、貨物列車は私が想定した時間にはやって来ず。とりあえず、スーパー白鳥だけ撮影して油川駅に戻ります。何しろ、このあとも予定が色々で、後続の普通列車に乗らないとマズイので・・・。
そして油川駅に戻ると、折り良くED79形重連の貨物が通過! なんとか撮影は出来てよかったです。ちなみに、ED79形50番台は初撮影。
さて、青森駅に戻る途中に青森車両センターの脇をまた通過しますが、485系3000番台が「つがる」のトレインマークで待機中。側面は快速「浅虫温泉」だったのですが、もしかすると運用に入るのか・・・?
さて、青森駅に戻ってまいりました。まずはE751系特急「つがる」を撮影。 4両になってから撮影するのは今回が初めて。もう6両編成での姿は見られないのでしょうか。そもそも、運用を失った中間車2両は今何を・・・?
そして、EF81形が牽引する寝台特急「あけぼの」が青森駅に到着! いやあ、やっぱりエェですのう!!
到着後、EF81形は切り離され・・・。
789系特急「スーパー白鳥」と24系の並びを撮影します。
そして、青い森鉄道線ホームとなっている1番線に行くと、なんと「つがる」のトレインマークを表示した485系3000番台が!
この後、折り返しで特急「つがる」(大館行き)運用に就く485系3000番台です。鉄道ダイヤ情報12月号ではE751系による運用となっており、実際、休日に485系3000番台が運用に就く機会は、それほどは多くないだけに、これは予想外でした。 (ちなみに1月号の鉄道ダイヤ情報では485系による運用とされていました)
跨線橋からも撮影します。国鉄色の485系も好きですが、このデザインと塗装の485系3000番台も個人的には非常に好きな車両です。
さて、そうこうしているうちに、あけぼの編成はDE10形に牽引されて回送。 回送とは言え、この姿も良いなあ。
それから789系特急「スーパー白鳥」も撮影しておきます。北海道新幹線の新函館開業後は見られなくなるわけですから。
そして、この旅行最大の目的であった583系特急「はくつる」を撮影。 詳細は日本の旅・鉄道見聞録で掲載したとおりですが・・・良い!実に良い! 青森駅に583系国鉄色!!デューク所員と2人で満足な成果に来た甲斐があったものだと喜びの声を上げます。
駅周辺の風景と絡めて撮影。583系の隣にはHB−E300系快速「リゾートあすなろ」が停車しており、時代の流れを感じます。
「はくつる」が回送された後、リゾートあすなろを撮影します。ホームには「リゾートあすなろ津軽蟹夫」と・・・。
「リゾートあすなろ下北」が縦列停車しています。新青森〜青森間が併結運転され、青森駅到着後に切り離したのでした。
そして、浅虫温泉から485系3000番台による特急「つがる」がやってきました(浅虫温泉〜青森間は快速運転)。2番線に停車していますので、3番線から編成写真を綺麗に撮れます。
トレインマークをアップで撮影。
変化があってユニークなのが特徴です。
そして特急「つがる」で大鰐温泉駅へ向かいます。弘前駅までは、多少は乗客がいましたが、大鰐温泉駅到着時点では、4号車の乗客はゼロ。もちろん、その他の車両も言わずもがな・・・という状態。 う〜む・・・。車両も非常に綺麗で、特急料金もプラス500円で済み、非常に便利な列車だと思うのですが・・・。
私とデューク所員が乗車した485系特急「つがる」は大鰐温泉駅へ到着。JRホームの隣が弘南鉄道大鰐線の大鰐駅で、東急電鉄出身の車両が活躍しています。
可愛らしいワニのマスコットが設置された大鰐温泉駅。近くの喫茶店で、大鰐ポークを使った塩麹鍋を食べましたが、これがもう絶品。豚肉を口の中に入れて噛んだところ、非常にコクのある味が広がり驚きました。デューク所員も別の料理で大鰐ポークを食べられましたが、同様の感想。 これは、決して地域ブランドの名前がついているから、何となく美味しく感じられる、というものではありませんでした。いやあ、この文章を書きながらもヨダレが・・・。
さて、弘南鉄道大鰐線は1時間に1本しか運転されていないため、タクシーで津軽大沢駅に向かいます。さほどの距離ではないので、タクシー料金も軽く考えていたのですが、2000円以上もかかるとは・・・。 で、ここに何があるかというと・・・。
大鰐線の車庫であります。雪が積もってますね〜。
その中でもお目当てはこちら、東急6000系を授受した弘南鉄道6000系。2008年にさよなら運転を行い、引退はしたものの未だに残存し、イベント等で目玉になることも。とは言え、いつ廃車解体でもおかしくありませんので、撮れるときに撮っておこう、という次第です。
よし、ここで恒例の御馬鹿ポーズ・・・しようとしたら、最悪の場合、死ぬようなので断念させていただきました。なんと恰幅の良い駅員!そして、白黒かと思いきや、旗だけ赤くなっているところに、強い警告を感じます。
さて、大鰐駅からやってきた7000系に乗車します。こちら、青帯なんですね。
大鰐線は全線でも13.9kmと、それほど長い路線ではなく、しかも途中の津軽大沢駅から乗車しましたので、あっという間に終点の中央弘前駅に到着しました。雪景色を見ながら乗車は、非常に旅情感を誘うもので、実に楽しかったです。 他方、お客さんが小型バス1台あれば充分な状態だったのは、路線の先行きに不安なものを感じます。
中央弘前駅はJR弘前駅、弘南鉄道弘南線の弘前駅とは離れており、昭和30年代の地方鉄道のターミナルのような雰囲気を漂わせています。駅前広場も無く、ひっそりとした感じです。ホント、今後大丈夫でしょうか・・・? 先般廃止された、十和田観光電鉄的な雰囲気がプンプンに匂っています。 それか、このレトロ感を積極的にPRするのも1つの手かもしれませんが。
ホームに停車中の7000系を撮影。
それでは弘前城にレッツゴー!・・・と思ったのですが、五重塔が見えてきたので反対方向へ寄り道。これは最勝院という真言宗の寺院にあるもので、かつてこの場所にあった大円寺の五重塔として、1667(寛文7)年に建てられました。 津軽藩3代藩主津軽信義、4代津軽信政の寄進によるもので、現在は国の重要文化財に指定されています。重文の五重塔としては、日本最北です。
ここからは2007年2月にも訪問したことのあるコースですが、弘前城方面へ向かい、旧第五十九銀行本店本館(青森銀行記念館)を撮影。1904(明治37)年に建てられました。中に入ろうとしましたら、冬季は休館・・・。そういや、前回来たときも同じでした。
こちらは旧弘前市立図書館。1906(明治39)年の建築です。
そして弘前城へ。ご覧の通り、堀は凍っております・・・。
小ぶりな天守閣も撮影。1811(文化8)年の建築で、江戸時代には幕府への配慮から御三階櫓と称していました。・・・う〜ん、でも姫路城とか、熊本城の天守閣を想像すると、櫓という感じもしますね。 ちなみに、日本に数多く残る城ですが、江戸時代に建てられた天守閣が今も残っているのは、僅か12のみ。多くは明治維新で破却され、残ったものも太平洋戦争で多くが焼失しています(広島城、福山城など)。 今残っているのは、弘前城、松本城、丸岡城(福井県)、犬山城(愛知県)、彦根城、姫路城、松江城、備中松山城(岡山県)、丸亀城、松山城、宇和島城、高知城だけです。お城巡りをしたいなあ、と思われる方は、まずはこれらからスタートしてみると良いと思います。
さて、弘前駅に戻ってきました。弘前には魅力的な近代建築が数多くあるのですが、如何せん足場が悪く、歩きづらいので前回に続いて今回も訪問を断念。そこで。
弘南鉄道弘南線に初乗車してみることに。車庫のある、平賀駅へ向かいます。 ちなみに、こちらの7000系は先頭車化改造されているようです。
で、平賀駅についたのですが、反対側のホームに行くことは出来ず、まして日も暮れて来ましてこの状態。ううむ、これは残念。
弘南鉄道の本社が入居したJAの巨大なビルが目を引く平賀駅を撮影します。
近代的なビルのはずですが、改札は不思議とレトロな雰囲気。
そしてJR弘前駅に戻ると、583系が回送されていきました。
そして我々は、またも485系特急「つがる」に乗車。
そして新青森駅に到着しました。485系もタップリ堪能しまして、何とも満足な青森旅行でした。が、新青森からも大きなイベント(?)が待っています。
E5系「はやぶさ」(右)の・・・。
グランクラス!!
鴨のローストが絶品だった洋軽食。和軽食にすればよかったか?とも思いましたが、鴨のローストだけでも充分な価値がありました。 いやはや、今回は食事には大満足の連続です。 ちなみに乗車前にミスドでも食べているので、この日は食べてばかりです。
汚い足で恐縮ですが、足はこれだけ伸ばせまして、実に快適です。
お尻贅沢病ではありませんが、これは片道ぐらいなら、今後ともグランクラスに手を出しても良いかな?と思う素晴らしい座席でした。 以上、突発的に訪問した青森旅行の一部始終でした。 デュークさん、お付き合いいただき本当に有難うございました♪